「毎日が同じことの繰り返しに感じる。新たな刺激がほしい」
「今までない学びを得て、スキルアップや、いい人間関係づくりに役立てたい」
「職場以外の友達がほしい」
そんな気持ちに応えられるよう、この勉強会では、いろいろな職種の方が参加されて交流を深めていただくとともに、日常に生かせる心理学を紹介します。
今回は、
ブッダと行動心理学から学ぶ「与える人(ギバー)が本当に成功するルール:ギバーの行動計画 編」
についてです。
『GIVE&TAKE』という本をご存知でしょうか。
『GIVE&TAKE』は、組織心理学者のアダム・グラント氏(ペンシルベニア大学ウォートン校の心理学教授)によって書かれた、世界中の人々の 「働く意義」を変えた といわれるベストセラーです。
この本の中でグラント教授は、人はどのように「ギブ・アンド・テイク」をしているかという観点から、人間を3つのタイプに分類されています。
そのタイプとは、
・ギバー(Giver)
・テイカー(Taker)
・マッチャー(Matcher)
の3つです。
ギバーは、受けとる以上に、見返りを求めること多くを与えようとする人、
テイカーは、相手よりも自分の利益を優先し、与えるより多くを受けとろうとする人、
マッチャーは損得のバランスと取ろうとする人のことです。
一人の人間であっても、ギバーとしての面もあれば、マッチャーとしてふるまうこと、テイカーのように自分の利益のみを考えてしまうこともあるでしょう。
ではどのタイプとして行動すれば、対人関係も良好となり、仕事もうまくいき、精神的にも健康に生きられるのでしょうか。
それが3万人以上を対象としたグラント教授の調査によって明らかにされています。
グラント教授は「ギバー」になることを勧めてられていますが、それは単純に「ひたすら他人に与えればよい」ということではありません。
ギバーには他のタイプが持ち得ない素晴らしい才能がある反面、燃え尽きにつながる落とし穴、いい人であるがゆえに悩ませる罠があるのです。
ワークショップでは、
・そもそもなぜギバーになることが勧められているのか
・ギバーの飛び抜けた素晴らしい才能とは
・与える人を悩ませる罠の回避方法、行動戦略
をご紹介します。
これからのより良い人間関係の構築に、きっと役立てる内容です。
それと同時にお話しするのが、ブッダの教えです。
ブッダとは、2600年前に悟りをひらき、仏教を説いたお釈迦様のことです。
お釈迦様もまた、幸せになるためには「与えなさい」と教えられつつも、相手は選ぶべきだともいわれ、グラント教授の主張と重なるところが多く見られます。
仏教は学ばれたことがない方にもわかりやすく、その共通点をお話ししていきます。
◯あなたはどのタイプ?「ギブ・アンド・テイク」からわかる3つのタイプと、それぞれの特徴
◯最も成功しているタイプと、最も成功から遠い位置にいるタイプとは?そしてその理由は?
◯「他者利益の関心」と「自己利益への関心」の関係からわかる、本当に成功するタイプ
◯与える人が本当に成功するための6つの側面
1.ギバーの才能①「評判と働き方」
2.ギバーの才能②「ネットワークとコミュニケーション」
3.燃え尽きを防ぐギバーの行動戦略
4.テイカーからの搾取の回避方法
5.人を動かす「ギブの輪」
6.テイカーをギバーに変える方法
※今回は3番目について(どの回から参加されても、ご理解いただける内容です)
◯与える人がはまってしまう落とし穴とは?
“与え方”を誤ると、自分を犠牲にする
◯わずか5分でギバーの生産性が3倍になった?
燃え尽きを防止する、より大きな影響力を持つ工夫
◯人助けで重要なのは、内容よりも○○?
自分も元気になる貢献の仕方
◯最新の心理学研究と、2600年前のブッダの教えの共通点
10:30 開始、自己紹介タイム(10分)
プレゼンターのからの話(40分)
フリートーク、休憩(10分)
プレゼンターのからの話(30分)
12:00 終了、終了後も希望者でフリートーク
1000円をお預かりしています。
南 雄一郎
2011年 金沢大学 工学部 卒業
大学時代に仏教を学び始め、17年。
現在はライターをしながら、仏教で説かれるブレない“人生の指針”を伝えることを目的に、心理学×仏教や自己啓発を切り口としたワークショップを開催。
ワークショップ累計回数は750回以上。
NPC法人HMC協会 認定心理カウンセラー(セルフ資格) 。