バドミントンで培われるのは体力だけじゃない、意外な集中力の話
バドミントンって、激しいスポーツだと思われがちですよね。確かに、コートを駆け回る体力や、スマッシュを打つ瞬発力は不可欠です。でも、実はもう一つ、バドミントンを通してすごく鍛えられる能力があるんです。それが「集中力」。 「え、バドミントンで集中力?」って思う人もいるかもしれません。でも考えてみてください。たった直径数センチのシャトルが、時速300キロを超えるスピードで飛んでくるのを目で追う。相手の動きを瞬時に読み取り、どこに返球すれば有効か判断する。そして、それを正確に実行する。これって、ものすごい情報処理と判断の連続なんです。 ラリー中は、一瞬たりとも気が抜けません。ちょっと集中が途切れると、フットワークが遅れたり、シャトルを見失ったり、思わぬミスにつながります。特に、試合の終盤や、連続でポイントを取られた時なんかは、精神的なプレッシャーも相まって、集中力を維持するのが本当に難しいんです。コートの隅に落ちたシャトルを拾う間、気持ちを切り替える時間すら貴重だったりします。 この集中力を高めるには、実は練習中に意識できることがあります。例えば、ミスショットをした後もすぐに切り替えて次のプレーに意識を集中する練習。あるいは、単調なノック練習でも、一本一本丁寧にシャトルの軌道を目で追う。慣れてくると、集中が途切れた時に自分で「今、気が散ってるな」と気づけるようになります。これは日常生活でも応用できる、非常に価値のあるスキルだと僕は思います。 バドミントンは、ただ体を動かすだけでなく、研ぎ澄まされた集中力が求められる奥深いスポーツ。もしあなたがバドミントンをしているなら、次の練習や試合で、自分の集中力にもちょっと意識を向けてみてください。きっと新しい発見があるはずですよ。