基礎打ち、実は奥深いんですよ。

☆東京バド☆ ほぼ毎週人気ランク1位です🏸
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バドミントンを始めたばかりの人も、ベテランさんも、練習の最初に必ずやることと言えば「基礎打ち」ですよね。クリア、ドロップ、ヘアピン、ドライブ。これらをただ打ち合うだけの地味な時間だと、正直、退屈に感じる人もいるかもしれません。でも、ちょっと待ってください。この基礎打ち、実はめちゃくちゃ奥が深いんですよ。 まず、基礎打ちは単なるウォーミングアップではありません。その日の体の感覚、ラケットの振り抜き方、シャトルを捕らえるタイミング、そして相手との距離感など、プレーに必要なあらゆる感覚を再確認する、ものすごく重要な時間なんです。漫然と打っていると、ただの球出しになってしまいますが、「今日の自分のフォームはどうか」「シャトルは思った通りに飛んでいるか」と意識を向けるだけで、練習の質がぐっと上がります。 例えば、クリアを打つにしても、ただ遠くに飛ばすだけでなく、「最高打点でシャトルを捉えられているか」「スムーズな体重移動ができているか」「狙ったラインに飛ばせているか」など、意識することはたくさんあります。ドロップなら「どれだけネット際でストンと落とせるか、その力加減はどうか」、ヘアピンなら「シャトルを浮かせずにネットを越えさせ、すぐに落とせるか」といった繊細さが問われます。ドライブも、速さだけでなくコースや連打のテンポを意識すると、より実戦的になります。これらのショットを、フットワークと連動させて打つことも、とても大切です。 そして、忘れてはいけないのが「相手のために打つ」という意識です。自分が打ちやすいところに返すだけでなく、相手が打ちやすい球を返してあげることで、自分だけでなく相手の練習にもなります。これは、試合でのラリーを組み立てる上でも、非常に重要なスキルになってくるんですよね。 基礎打ちを「ただの準備運動」ではなく「上達のための大切な練習」として捉え直すだけで、普段の練習の質がガラッと変わります。地味に見えても、その奥深さに気づけば、きっとバドミントンがもっと楽しくなりますよ。次の練習から、ぜひ少しだけ意識を変えて、基礎打ちに取り組んでみてください。