シャトルひとつでこんなに違う!?奥深き球選びの世界

超自由 もうすぐ 6/25(水) ☆東京バド☆
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バドミントンをする上で、ラケットやシューズにこだわる人は多いですよね。でも、案外見過ごされがちなのが「シャトル」選び。たかが球、されど球。実はこのシャトル、ナイロン製と水鳥製で全く違う特徴を持っていて、それがプレーに想像以上に大きな影響を与えるんです。 まず、ナイロンシャトル。これは主に練習やレジャーで使われることが多いですね。特徴は何と言ってもその丈夫さ。多少打ち損じても羽が折れにくく、一つで長く使える経済性が魅力です。飛び方も比較的安定していて、空気抵抗が少ない分、初速が速く感じられるかもしれません。ただ、水鳥シャトルに比べるとどうしても打感が硬く、飛距離のコントロールがしにくいという側面もあります。気軽にバンバン打ちたい時や、初心者がフォーム固めをするのには最適です。 一方、水鳥シャトルは公式戦や本格的な練習で使われます。ガチョウやアヒルの羽根を使っているため、ナイロンに比べてデリケートで折れやすいのが難点。ちょっと芯を外すとすぐに羽根が潰れてしまい、あっという間に寿命を迎えてしまいます。その分お値段も高め。しかし、その繊細さこそが水鳥シャトルの醍醐味なんです。打った時の「感覚」がナイロンとは段違いで、シャトルの重みをしっかり感じられます。また、軌道が放物線を描くように美しく、スマッシュの初速はナイロンより速くないものの、減速が緩やかで伸びがあるのが特徴。細かいヘアピンやドロップのコントロールもしやすく、より戦略的なプレーが可能になります。 同じバドミントンでも、使うシャトルが変わるだけで、スピード感、打感、そして戦略までガラッと変わるんです。普段ナイロンで練習している人がいきなり水鳥で試合に出ると、感覚が合わずに苦戦することもしばしば。逆に水鳥に慣れている人がナイロンを使うと、飛びすぎたり、球が浮いたりなんてこともあります。ぜひ、それぞれのシャトルの特性を理解して、目的に合わせて使い分けてみてください。シャトル選び、意外と奥深いですよ。