シャトル拾いで広がる、意外な人間模様
バドミントンって、コートで汗を流すだけじゃないんですよね。特に、練習の合間とか、試合の後とか、あの無数に散らばるシャトルを拾う時間。これが結構、ドラマを生むんですよ。 先日、いつも練習している体育館での一コマ。ラリーが熱を帯びて、シャトルがコートの隅っこに転がっていったんです。それを拾いに向かったら、ちょうど別の子も同じシャトルに手を伸ばしていて。で、目が合って、ちょっと気まずいけど、ニコッと笑って「どうぞ」って譲り合ったんですね。そしたら、その子から「いつも鋭いスマッシュですね!」って話しかけられて。全然知らない子だったんですけど、それから練習で顔を合わせるたびに挨拶するようになって、今ではたまに一緒に練習する仲なんです。 シャトル拾いって、普段は自分のペースで黙々とやる時間なんですけど、そういうちょっとしたきっかけで、新しい繋がりが生まれることがある。普段なら、コートの上でしか顔を合わせない人とも、シャトルを拾うという共通の作業を通して、自然と会話が生まれるんですよね。なんていうか、一種の「共通の敵」というか、みんなでシャトルを元に戻すっていう、平和な共同作業とでも言いましょうか。 この前は、シャトル拾いながら、隣で拾ってたおじさんが、昔は県大会に出てたなんて話を聞かせてくれたこともありました。いやー、バドミントン歴うん十年らしいです。そんな話を聞くと、自分の上達なんてまだまだだな、なんて思ったりもするんですが、同時に、そういうベテランの方からアドバイスをもらえたりするチャンスでもあるんですよね。 だから、シャトル拾い、面倒くさいなって思うこともあるんですけど、意外と侮れない時間なんです。もしかしたら、あなたの隣でシャトルを拾っている人が、未来のバドミントン仲間、あるいはそれ以上の何かになるかもしれませんよ。
