第43回 活動報告

あおぞらの輪
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【活動報告】第44回 あおぞらの輪

 新規の方が4名も参加してくださり,いつもとは異なった年齢層の方たちが集まることとなった.たまたま予約がとれた広い和室の雰囲気と,初めて出逢うひとたちに少し緊張しながらも会の時間は近づいてゆく.それぞれの方は,今日どんな気持ちでここに来てくれたのだろうか?果たして本日は,どのような出逢いが待っているのだろうか?

🤔「よい生き方とは?」

 問いを出してくださった方は,「特に深く考えずに…」とおっしゃっていたが,たまたま参加者の関心を突いたみたいで.今回は,↑の問いを対話のテーマとして取り上げることとなった.
 この広く,ある意味で掴みどころのなさそうな問いの中に,何が隠されているのか?
 どんな考えが出たのか,思い出せる限りで書き残してみたいと思う.(※間違えていたらごめんなさい💦)

●哲学対話のなかで出された考え

・「よい生き方」を明らかにするには,「悪い生き方」を考えればその全容が見えてくる.
・とても「怖い問い」だと思った.
・この問いは,「問うための問い」だなと思った.
・「誰にとって」の「よい生き方」なのか.
・生きている環境によっても異なる.
・バッグボーンによっても異なる.
・「よい生き方」は「よい死に方」を考えれば明らかになりそう.
・「生き方」は進行形,「死に方」はポイントを示すので,比較はできない?
・「これをしてよい」「これをしてはよくない」と決めるものが宗教と呼ばれる.
・食用の鶏がいたとして,彼らにとって「よい生き方」はあるのか?
・人間関係の中で作られていくもの.もし,その生き方を誰も認めていなかったら,
・個々人の自分の生き方への「納得感」がいかにして醸成されるのか?

※他にも多数の考えが出されました☺️

 毎回時間が足りず,申し訳なく思う💦問いが出されたあとの体感30分くらいは,それぞれが問いへの手触りを確かめる時間というか.どの部分から考えていけばよいか?本当に問題となっているものは何か?を考える時間があるように思う.多様な視点から言葉を交わすことによって,問いの輪郭や焦点が明らかになり,さらに別の問いが生まれてくることがよくある.

 ある参加者の方に,「毎回お土産を貰う」とおっしゃっていただいた.私もいつもそんな気持ちで,会が終わったあともぐるぐる考える時間がある.今回の問いが,自身にとっての貴重な「お土産」となった.

 ちなみに今回,私個人にとっても貴重な会で.なんと来てくださった方のうち2名の方は,ご自身でも読書会を運営されている方だった.
 運営している方同士で話し合う機会は互いにとって貴重だったようで,堰をきったかのようにいろんなテーマを共有し合うことができた.そして共感することばかりで….それぞれの人柄が見えたからこそ,その方が運営する読書会の味や魅力を垣間見えたことも,貴重な出逢いだった.
 互いに目指すところを共有し合いながら,必要に応じて支え合う.「読書会」同士でよい関係を築けることは幸せなことだとしみじみ感じていた.

📚あおぞらの輪📚

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