ダブルスについて(ポジション編)

羽バド(羽つきからバドミントンへ!)
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こんばんは!ダブルスについて連続で書くのも飽きそうなのでメンバーからリクエストのあったガットについての解説しようと思ったのですが中途半端に切るのも嫌なのでやめました。
ガットの理論はヒントを出すと細い輪ゴムと太い輪ゴムを用意してパチンコや琴の弦のように同じ力で指でつまんで弾いて比べてください。そうすれば反発力の説明と打った時の音の高さの理論が分かるはずです。

本題に入りますがポジションとは前後に分かれる攻撃陣形トップアンドバック通称トッパンと左右に展開する防御陣形サイドバイサイド通称…栽培があります!画像は新しいタブで開いて見てください。

トッパンVSトッパンはお互い前衛をマークするように移動しながら打ち合います。後衛は前衛の後ろですが真後ろではなく、センター寄りで構えている感じです。センター寄りなのはクロスのケアです。最初の画像でクロスの角度がきついときは後ろが斜めに突っ込んで拾いにいきます。このときXは後ろに下がりYの後衛に入ります。これがローテーションというやつで前後交代する動きです。
ちなみにAとXが真正面から打ち合っているような絵になっていますが実際はクロス方向のショットやヘアピンが混ざったりするので複雑です。ここで打ち負けるとロブがあがり、次の展開へ進みます。

ロブがあがるとトッパン(XY) VS 栽培(AB)になります。2枚目の写真はYにロブが上がってスマッシュを打とうとするXY側とそれを受けるAB側の構図です。
栽培側ABは写真のようにYと二等辺三角形を作るように左右に展開します。左半分が空いてますがダブルスは直球勝負が多いので空いてても大丈夫ですし、AとBの間が空きすぎているとただでさえ狙われやすい真ん中を撃ち抜かれるので注意です。
Yがクロススマッシュを打った場合を3枚目の写真に載せました。このようにレシーブでストレートを抜かれる危険性が高いです。羽が速いのでスマッシュ後にこれを対応しにいくのは難しいです。あとクロスということで直線よりも飛距離が伸びて羽は早くに減速してしまいますのでYにパワーがないと速いスマッシュは難しいです。

Yがストレートにスマッシュに打った後のXとYの守備範囲を4枚目の写真に載せました。このときの前衛Xの守備範囲が結構大変なことになっています。ダブルスで一番難しいのはこのときの前衛です。
Yの逆サイド側の後方は前衛Xの守備範囲です。Yは後衛といえど、スマッシュ直後で横移動になる逆サイド側には動きづらい体勢になっていることが多いので取りに行けないです。逆に前に突っ込んでプッシュで叩きに行くのは可能です。スマッシュを打った直後に足の入れ替えができればの話ですが!
ちなみにXが(図の場合はラウンド側に)下がりながらスマッシュを打つ場合はYはすぐにXの前に出て前衛の役割を交代します。ローテーションってやつです。

これでダブルスの説明は以上になります。すごく長くて大変でした(-_-;)
本来ダブルスというのはここまで考える競技です。ポジション取りは慣れですがさらに相手をどうやって崩していくかも高速でシャトルが飛び交う中で常に考えなくてはいけません。前衛はポジション取りをしながら相手から来たシャトルを打つ打たない(後衛に任せる)の選択を常に問われるので大変です。
一応当サークルは2枚目の写真のポジション取りまで理解いただければ大丈夫です。4枚目は前衛も後ろに下がって打つことがあるっていうのは難しいのでやれたらおkという感じで大丈夫です、緩くいきましょう!…💤