【ブログより】会社員と経営者の違い
最近、ふと思ったことがある。
なぜ会社員を続けている中で、ずっとやる気がある状態が続かないのか?
その点について考え続けた結果、会社員と経営する人の根本的な時間軸が違うから、ということがわかった。
どう違うか?というと、会社員の場合は良くも悪くも、実績は1年ないし四半期ごとに評価されるというサイクルが繰り返される。
だから昨年、めちゃくちゃ頑張って結果を出したとしても、今年も頑張る必要があるし、その商品の売上がストック型のビジネスモデルで1年間に1億円のストックを生んだとしても、それは自分の収入に返ってくることはない(多少はあったとしても)
しかし、経営の場合は積み上げなので、1年前に1億円の赤字を出したら、その分ゼロリセットされることはなくて、マイナス1億円を引いた状態で今年が始まる。
逆に昨年ストック型で1億円の売り上げを作れば、今年は一億円がストックで入る状態からスタートする。
つまり、思考が長期的になりやすいのだ。
ちなみに上場企業の雇われ社長の場合は、1年おきに決算で株主に評価されるし、任期が決まっているので、経営者とはいえオーナーに比べて短期思考になりがちではあるが、、、
会社員の時に感じた違和感
僕は会社員時代はずっと営業畑にいたので、毎年(毎Q)目標が設定されて、それが達成されてもされなくても、またゼロリセットで、、、という繰り返しになったので、達成できないということがわかった時点で、その期間は営業、をする気が起きない現象になった。
そして、その期間がどんどん長くなって、、結局やってもやらなくても会社員である限り、そんなに変わらなくねえか?っていうことを思い始めるようになってしまった。
しかし個人事業主になってからは、前の売り上げが良ければ、その内部留保は来年以降にも反映されるし、逆に赤字になったら貯金が減る、という状態になったので、ずっと緊張感を保つことができるようになった。
だからこそ、目線が長期的に自然と向けられるようになったのかもしれない。
ちなみに僕はどちらがいいということを言いたいわけではなく、結局、積み上がる仕事か掛け捨ての仕事か、を理解して取り組むことが大事だよということを主張したく、この記事を書いてみたのである。