なぜ私たちは今やりたいことを優先してしまうのか?

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社会に出て何年も生きていると、時間を費やした方がいいこととそうでないことの違いがわかってくる。

例えば読書、定期的な運動、早起きはやった方がいい!ダラダラとネットサーフィンやSNSに時間を使うのは時間がもったいない!などなど。

とはいえ多くの人は頭でわかってはいるけど、それに時間を費やせていないっていう状態になっているのが現状だと思う。


なぜか?


それは別のことに時間を使ってしまっているからだ。


例えば仕事で朝から夜遅くまで働いている人は「読書」「運動」の時間を確保できないし、早起きできない人はその分は睡眠時間になっている。


つまり24時間というリソースの配分が人によっては費やした方がいいことに多くの時間を割いている場合もあれば、そうでない場合もあるのだ。


その違いはなんだろうか?というのを考えてみるのは悪くない。
そこで今回は今までの経験からその答えを解説してみたいと思う。


成功体験はあるか?

僕の経験上、時間を費やしたことがいいことの大半は成果が目に見えるのにタイムラグがあるものだと思っている。


例えば運動によるダイエット効果や健康効果は次の日には成果として出ないが3ヶ月後や1年後に大きな違いになるし、読書の知識も明日に使えるものは多少あるかもしれないが血肉になるのは数年経った後だ。


つまり多くの重要なことの特徴はすぐに効果が出るものではない。
それゆえ、人間は短期的な効果が出るものに意識が向きがちになるのではないか。


例えばダイエットは明日に効果は出ないけど、甘いものを食べた時点で「おいしい」という効果を得られるし、タバコをやめてもすぐに健康にはならないけど、喫煙をすればその場のストレスから多少解放される。


しかしながら、そういった短期思考ではなくて長期で物事を考えることができる人もいる。


そういう人の特徴は過去に長期的にみて良いことに時間を使った結果として、成功した経験があるということだ。


例えば受験で目の前の遊びを我慢して志望校に受かった経験や、部活動で嫌いなランニングや筋トレをした結果、周りの人よりも成長した、など。


過去の成功体験があれば、それを再現することができるのだ。
(とはいえ、全員がそれで長期思考になっているかといえばそうではない)


成功体験がない人は?

じゃあ、成功体験がない人はどうすればいいのか?


僕の結論としては、社会に出ても人生で一度もそういった経験がない人は何かしら強制力を働かせてやるしかないと思う。


仕事でもプライベートでもいいが、何かで強制的に長期的に考えてメリットがあることに時間を費やすことをせざるを得ないようにするしかないと思う。


その結果から得られる経験を通じて、だんだんと長期思考になっていくものだと考えるからだ。


それなので、ぜひこの点を参考にしてもらいたい。
特に短期的な視野に陥ってしまう人に対しては。