第4回京都!奈良!寺社仏閣めぐり

京都!奈良!寺社仏閣めぐり
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12月4日(日)第4回寺社仏閣めぐりを開催しました!今回は18名の方にご参加いただき、東本願寺を中心に渉成園、因幡薬師、錦天満宮などを歩いてめぐりました😁

今回は少し早めの集合ということもあり、遠方からご参加の方は大変だったのではないかと思います…すみません😅
さて、いつものように自己紹介を済ませたのち、出発!

まずは東本願寺へ🐾
毎回各寺社仏閣を簡単にガイドをごさせていただくのですが、今回は団体拝観ということで東本願寺の職員さんのご案内付き!
さらに非公開エリアも拝観させていただけるとのことで、私は参加者モードで楽しませていただきました。ありがとうございます😊

まずはご本尊の阿弥陀如来様がいらっしゃる阿弥陀堂へ参りましょう。
お堂に入って驚くのは、何と煌びやかなことでしょう!撮影禁止なので、写真はありませんが、金箔の美しいこと✨✨🌟
いやーいつまでも見てられそうです😌
お話によると極楽浄土を表現しているとのことです。まさに極楽です😇まだご覧になって無い方は是非、足をお運び下さい。
阿弥陀様にもしっかりお参りさせていただきました。

続いて、親鸞上人がお祀りされている御影堂へ。
東本願寺の各お堂は今から120年程前の1895年頃に建立されました。
御影堂は特に目を見開く大きさで、横幅が76m、奥行き58m、高さ38mもあり2019年に国の重要文化財に指定されています。奈良の東大寺大仏殿と並ぶ、世界最大級の木造建築物です😳
そのような大きなお堂を建てるには、強靭なロープが必要でしたが当時の材料では切れてしまいました。そこで、女性の髪の毛と麻を撚り合わせ「毛綱」と呼ばれる木材運搬用の綱か作られました。当時53本の毛綱が作られたそうですが、その内の1本が阿弥陀堂と御影堂の間の渡り廊下に展示されています。

続いて通常は非公開となっている書院で竹内栖鳳画伯の襖絵を拝観させていただき、東本願寺の玄関の一つ御影堂門(重要文化財)へ。横幅が21m、奥行き13m、高さが27mもあり、木造建築の山門としては世界最大級の大きさを誇ります😳
今回は通常非公開となっている御影堂門の2階に登らせていただきました!
手すりを掴みながら急な階段を登った先には、初めての風景が!やっぱり高いところから眺めるのって気持ちいいです。
そして、「眞宗本廟」の額が間近に!
普段地上からしか見れないので、煌びやかに驚きました。大きさは畳2畳分位ありそうです。
そして建物内部には釈迦三尊像がいらっしゃいました。こちらもすぐそばでお参り出来るので不思議な気分でした。
東本願寺はまだまだ続きます。

さて、午前中から盛りだくさんの今回ですが、ここでお昼ごはんにしたいと思います!
本日のお昼ごはんはヴィーガン料理の「菜食料理エッフェ」さんと隠れた蕎麦の名店「招福亭」さんに2グループに分かれて行きました。
エッフェさんはこれがお肉やお魚などを使わないで出来ているのかと思うほど、美味しく、ボリュームがあって感動しました。
(私は下見の時にいただきました。)
ご参加された方から、ヴィーガン料理って日本で言えば精進料理ですねって、教えていただいたのですが、確かにそうですよね。寺社仏閣めぐりにはピッタリのメニューでした。

さて、お昼ごはんを食べた後は、東本願寺の飛地境内の渉成園(しょうせいえん)に行きました!
こちらも引き続き東本願寺の職員さんにご案内していただきました😄
渉成園は昔は周囲に枳殻(からたち)が植えられていたことから、別名枳殻邸(きこくてい)とも呼ばれており、1641年徳川家光公から土地を寄進され戦国時代の武将「石川丈山」により造営されました。
お庭は東山を借景とし、お茶室や瀟洒な建物が立ち並ぶ素晴らしい日本庭園です✨
四季折々どの季節も楽しめますので、特に写真がお好きな方は是非行ってみて下さいね。

さて、次に訪れたのは文子天満宮(あやこてんまんぐう)
こちらは菅原道真公と道真公の乳母の多治比文子(たじひのあやこ)さんがお祀りされており、文子さんの夢のお告げにより、文子さんのご自宅に道真公をお祀りしたことが始まりです。
北野天満宮よりも先に道真公をお祀りしたことから、「天神信仰の始まりの神社」と呼ばれています。
また、お名前に「あや」や「ふみ」が入った方からは守り神として信仰されており
「全国文子会」もあるそうです。

続いて、訪れたのは因幡薬師(平等寺)です。こちらは名前の通り薬師如来がお祀りされており、病気平癒、特にがん封じの御利益があります。
今から約1000年前の平安時代、貴族の橘行平さんが赴任先の因幡国からの帰路、病気にかかり、神仏に祈念したところ「因幡国の沖に浮き木があるので引き上げなさい」とのお告げを受け、引き上げたところ薬師如来像だったことから、その如来様をご本尊としてお寺を開かれたことを起源とされています。
また、境内では人が少ない時には猫🐈がくつろいでいたり、珍しいインコ🦜の形をしたお守りがあったりと、動物がお好きな方にもお薦めです。

さて、続いてはすぐ近くの佛光寺です。こちらも東本願寺と同じく親鸞上人が開かれた真宗のお寺で、その昔お寺から盗まれた仏様が竹藪に捨てられていたところ、その竹藪から仏様が光を放って知らせたことから「佛光寺」と名付けられました!

続いて、少し歩いて錦天満宮へ。
この辺りまで来ると人が多かったです。
こちらも菅原道真公がお祀りされており、
学業成就、合格祈願💯で有名な神社です。
境内には錦の水と呼ばれる美味しいお水が湧き出ており、平安時代にこの綺麗なお水を求めて宮中へ納める魚屋さんが集まったことから、錦市場が出来たといわれています。また、コミカルな動きで楽しませてくれるカラクリの獅子舞おみくじが人気で、参加された方が何人か引かれてました。

さて、一向は師走の人出で賑やかな錦市場を通り、千枚漬け大藤さんへ。
こちらは皆さまご存知の千枚漬けを初めて作られたお店です!
御所の料理人だった大黒屋藤三郎さんが1865年に考案され、お名前から大と藤の名前を取ってお店の名前は大藤にされたそうです。
製法は一子相伝とのことで、私も買って帰りましたがとーっても美味しかったです。
ご飯が進みます。

ちなみに、千枚漬けの原材料は大根だと思われている方もいらっしゃるかも知れませんが、正しくは聖護院かぶらです。
聖護院かぶらが収穫される時期に合わせて、11月〜漬け込みが開始され、3月頃まで販売されます。漬け込み時期にはかぶらの皮がお店の前に出され、冬の風物詩となっております。

さて、満腹?になったあとは再び錦市場を抜け、最後の目的地、六角堂へ。
六角堂は正式には頂法寺といいますが、お堂の形が六角堂と呼ばれて親しまれています。お堂の周りを一周していただくと、六角形であることがよく分かります。
また境内には、「へそ石」と呼ばれる石があり、六角堂の場所が京都の真ん中あたりにあることから、そう呼ばれています。
実際には建物の礎石(柱の土台として使われている石)だそうです^_^
創建は大変古く、聖徳太子が大阪の四天王寺を建立に使用する用材を求めて京都にやってきた際、念持仏の如意輪観音像を木に掛けて池で水遊びをしていたところ、如意輪観音像が木にくっ付いて取れなくなり、仏様からここにお堂を建てて欲しいとお告げがあったことから、お寺を開かれたそうです。
また、池のそばに僧侶の住房を建立したことから「池の坊」とも呼ばれ、後に住職さんが仏様へ備える生花にアレンジを加えるようになったことから、生花発祥の地ともなりました。池坊家の名前もこちらに由来しています。
鎌倉時代には親鸞上人も訪れ修行をされ、広く民衆からは街の集会所として利用されるなど、長く人々に親しまれている六角堂でした。

今回の活動報告はこれで以上です。
ここまで、お読みいただきありがとうございました。

次回は1月8日に開催する予定です。
寺社仏閣がお好きな方のご参加をお待ちしております。