第3回寺社仏閣めぐり活動報告

京都!奈良!寺社仏閣めぐり
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11月20日(日)に第3回寺社仏閣めぐりに16名で行って参りました!
天気予報では雨模様でしたが、当日は雨も降らず、晴れ間も見られてとても良い観光日和となりました。

さて、まずは信貴山口駅に集合!
みなさんこんな駅があったのご存知でしたか?鉄道駅と西信貴ケーブルが同じ駅の中で繋がっている珍しい駅です。
私も今回初めて行きましたが、鉄道駅とケーブル駅が繋がってるのって、何かワクワクしませんか?
という訳で、期待に胸をふくらませてケーブルに乗ってレッツゴー!
車内では信貴山の歴史が語られていますが、はい、皆さん参加者さんとのお話に夢中ですね^_^

終点の高安山駅からはバス🚌に揺られて、信貴山門まで移動。当初の予定では自然歩道を歩いていく予定でしたが、朝方まで雨が降っていたので、バスに変更しました。
ここで、豆知識。戦前までは高安山駅から信貴山門まで何と電車🚃が走っていたそうです。現在は廃線跡などはありませんが、駅の名残が残っています。また廃線跡は信貴生駒スカイラインの一部に転用されているそうです。

さて、バス🚌は信貴山門バス停に到着。
ここから少し寄り道をしてとっくり池へ向かいます。
何と紅葉🍁が綺麗なのでしょう!
人も少なく、雨上がりのためか紅葉もより色鮮やかです。しばしのシャッタータイム✨の後は、とっくり吊り橋へ。けっこう揺れます(ドキドキ)

続きまして、国の登録有形文化財にも指定されている、開運橋へ。こちらはバンジージャンプ⁉️も出来ます。

と、ここでお昼ごはんタイム。
今回は大阪の阿倍野で誕生した、アベノ日本一さんでラーメン定食🍜をいただきました。醤油ラーメンやカレーラーメン、チャーハンなど、どれも美味しくおすすめです。

お腹が満たされた後は、いざ信貴山朝護孫子寺へ参りましょう!
信貴山は今から1400年以上前、聖徳太子が戦勝祈願をした際に戦いの神様、毘沙門天が出現され、戦いを勝利に導かれたことから「信ずるべき、貴ぶべき山」として、信貴山と名付けられました。
その毘沙門天が、現れられた時刻が、「寅の年、寅の日、寅の刻」であったことから、虎のお寺としても知られています。
境内には虎が100体程いるそうですので、ご参拝される際には探してみて下さいね🐯

さて、まず境内に入って目を引くのは大きな世界一福虎。世界一大きい張子の虎で、全長6m高さ3mもあります。そして首が自動で動きます!

ここで記念写真を撮った後は、病気平癒の神様「剱鎧護法堂(けんがいごほうどう)」へ。その昔、中興の祖命蓮上人が醍醐天皇の病気平癒祈願をされた際に、無病息災の神「剱鎧護法」が現れたことから、お祀りされています。
また、国宝の信貴山縁起絵巻にはそのお話が延喜加持の巻として描かれています。
その際「子々孫々まで、国と朝廷を守るように」との意味を込めて、朝護孫子寺と名付けられました。

さてさて、お次は塔頭(たっちゅう)寺院の一つ千手院へ。お寺の方から「このお寺は神仏習合の名残が強く残っているお寺なんだよ」と教えていただきました。
三虎の胎内めぐりを通り抜け、お隣にある銭亀堂へ。こちらは毘沙門天の御使いである日本で唯一の金運招福の神「銭亀善神」をお祀りしており、授与所でいただける「一億円札」と「お守り」と「お財布」を一緒に石臼の上に乗せ、石臼を回しながら祈りを捧げると金運が上昇するとの御利益があります。

ここで一旦お寺の入口まで戻って、続いて
成福院へ向かいました。
こちらには「如意融通尊」がお祀りされており、福徳・開運・金運・良縁等々すべてのことを叶えてくださるそうです。
また、撫でると願いが叶う「融通撫で小槌」や撫でる場所により御利益が変わる虎🐅(虎大師がお連れになっている虎)、四国八十八ヶ所のお砂踏みが出来る通路など、見どころ満載です。

そして、いよいよ本堂へ。いや〜見どころ満載でなかなか本堂まで行きつきません…
こちらの本堂は舞台造りとなっており、奈良の街並みの眺望が抜群です。

ここで突然ですがクイズです。
本堂付近には毘沙門天の御使いとされるある生き物が多数描かれていますが、その生き物とは何でしょう?答えはブログの最後に記載します。

さて、本堂のお話に戻りますが、堂内には
ご本尊の毘沙門天、奥様の吉祥天、ご子息の善膩師童子(ぜんにしどうじ)がお祀りされています。そうご家族なのです。
毘沙門天像はお前立ちとなっており、年に数回公開される「中秘仏」寅年の一時期のみに公開される「奥秘仏」が安置されています。また、真っ暗闇の中を進みどこかにある宝珠を納める「錠前」に触れることが出来ると心願成就のご利益があるとされる「戒壇めぐり」もあります。

さて、毘沙門天を参拝した後は、霊宝館で国宝の信貴山縁起絵巻(レプリカ)を見物しました。本物は奈良国立博物館に寄託されておりますが非公開で、3巻ある絵巻物の内、毎年1巻ずつ朝護孫子寺にて期間限定で公開されています。
信貴山縁起絵巻は作者不詳ですが、平安時代末期の作品とされ、源氏物語などと並び日本4大絵巻物の一つに数えられております。
朝護孫子寺中興の祖、命蓮上人の神通力にまつわるストーリー仕立てとなっており、現代でいうとさながら漫画みたいな感じです。また、平安時代の人々の生活の様子が生き生きと描かれており、思わず見入ってしまいます。複製とはいえ、本物とほぼ同じに作られていますので、是非一度ご覧になることをおすすめします。

次はちょっと山登りということで、ヒーヒーフーフー言いながら空鉢護法堂へ。
こちらは一眼成就のみーさん(白蛇の神様)がお祀りされています。
また、展望台のようにもなっており、眼下には奈良の風景が広がります。

山を下ったあとは、山内最後の塔頭寺院「玉蔵院」へ行きました。こちらには三重塔と高さ14.5mの大地蔵菩薩が鎮座します。玉蔵院の近くには一億円を咥えた虎もいます。

その後は開山堂を経由して入口へ戻りました。信貴山朝護孫子寺だけで3時間半滞在しましたが、見どころが満載でとても充実した時間でした。

朝方雨だったこともあり、天候が心配でしたが、幸い雨も降らず、晴れ間にも恵まれ、良い観光日和となりました☀️

クイズの答え
ムカデです。
たくさんの足が一糸乱れず動くことから、
戦いの神様毘沙門天の御使いと言われています。
本堂の灯籠や毘沙門天の扁額の両端に描かれていますので、お参りされた際には探してみて下さいね。

次回は12月4日(日)に開催します!

ここまでお読みいただき、ありがとうございました😊