今回のテーマは
ブッダとアドラー心理学から学ぶ「自らの人生を生きるための“属性付与”の退け方」
です。
「たった一度の人生、自分で決めたい」
「他人に決められたくない」
という思いを持つ人は多いと思います。
しかし実際は、最後に「他人の期待に合わせるのではなく、自分に正直に生きたかった」という後悔をしている人は最も多いのです。
そうなるのは、他人からの批判をどうしても恐れてしまうかです。
他人から「あなたは〇〇な人だ」と、その性質を決められることを“属性付与”といいます。
私達は両親や友人、恋人などからさまざまな属性付与を受け、他者からの批判を恐れ、その属性付与を甘んじて受け入れてしまい、「他人の期待に合わせなければよかった」と嘆くのですね。
『嫌われる勇気』の著者・岸見一郎さんが、
「このような親をはじめとする他の人からの属性付与を受け入れる必要はありません。
他の誰が何といおうと、自分はこうだ、といっていいと思うのです」
と語っているように、後悔しないためには「自分はこうだ」と言い、属性付与を退ける勇気が必要なのです。
ワークショップでは、
・自分の人生を生きられなくなる“属性付与”とはそもそも何か?
・属性付与を受け入れてしまう心のメカニズム
・属性付与を退ける勇気を持ち、自らの人生を生きる方法
についてお話しします。
このアドラー心理学と親和性の高いのがブッダの教えです。
仏教を説かれたお釈迦様は、人間の心について詳しく説かれました。
それは、現代の心理学者が、仏教は現代の心理学に矛盾するどころか、「仏教はまさに『心理学』である」と称賛するほどであり、人間関係を良好するヒントも多く教えられています。
ワークショップでは、その仏教の内容もからめて、属性付与を退ける方法をお話ししていきます。
<勉強会の内容>
◯多くの患者を看取った看護師の語る「最後に最も後悔していること」
◯対人関係の悩み、ひいては人生の後悔を引き起こす“属性付与”とは?
◯属性付与を甘んじて受け入れてしまう心のメカニズム
「『他者の指示』を仰いで生きていたほうが楽」
◯属性付与を受けて入れてしまうことの問題点
◯「自分で人生を決める勇気」を持つ2ステップ
1.課題の分離
2.結末の予測
<参加者の声>
アドラー心理学の本を読んではいたけど、具体的にイメージできていなかったので、今日の話を聞いて、具体的に理解することができました。
プレゼンの仕方がとても上手で、聞いていて全く飽きなかったです。
(20代・女性)
名前だけ知っていたアドラーについて、何を言っている人なのか知ることができました。
講師の語り口が穏やかで、聞いていてラクでした。
(30代・男性)
<タイム・テーブル>
14:00 開始、自己紹介タイム(10分)
アドラー心理学の紹介(40分)
フリートーク(10分)
アドラー、ブッダの心理学の紹介(30分)
15:30 終了、終了後も希望者でフリートーク
<参加費>
1000円をお預かりしています。
<プレゼンター>
南雄一郎
2011年 金沢大学 工学部 卒業
職種:ライター
大学時代に仏教を学び始め、10年。
仏教で説かれるブレない“人生の指針”を伝えたいと思い、心理学や自己啓発を切り口に、都内でワークショップを開催。
ワークショップ累計回数は500回以上。