自然育ち 不揃いの梅たち

【元氣サロン】食と健康 市民グループ
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あめつちの便り「土の音」🌼
【自然育ち 不揃いの「梅」たち】

自然梅の収穫(^^)/
    一昨年は豊作、昨年は裏年、今年はまあまあ😊
でも収穫できて感謝感激❣️

梅、梅干しの効用は言うまでもありません。

【梅(ウメ)の花言葉】は、「高潔」「潔白」「忠実」「忍耐」「高潔な心」「澄んだ心」「気品(白梅)」

6月~7月中旬の雨を指す「梅雨(つゆ)」は、「梅の実が熟した頃に降る雨」の説が一般的。

「黴(カビ)が生えやすい時期の雨」から「黴雨(ばいう)」と呼ばれたこともあるようです。

食中毒の多くなる時期に、天は「梅」を与え、梅干し作りで「梅」を塩に浸け梅酢が上がる頃に「シソ」の収穫と続く天の計らいに感謝感激です(*^^*)

「梅(ウメ)」は、バラ科サクラ属
学名:Prunus mume
英名:Japanese apricot

「梅」は、熟しても甘くならず強い酸味が特徴。
薬用として渡来した「梅」の効能で古くから知られるのは「食・血・水」の三毒を断つ作用。

◉「食毒を断つ」:暴飲暴食から食中毒まで、食生活からのトラブルを、梅の殺菌・解毒作用等で断つ力。

◉「血毒を断つ」:血液の代謝が滞ってできる毒を、梅に含まれるクエン酸の働きなどによって断つ力。

◉「水毒を断つ」:体内の水分の汚れを、梅の抗菌作用などで断つ力。

戦国時代から梅干しや梅肉エキスとして保存携帯。傷の消毒や戦場での食中毒、伝染病の予防にも活用‼️

ちなみに【塩梅(あんばい)】とは、本来は塩と梅酢。
     昔は「梅酢」が調味料として使われ、料理の味を調えたり塩加減の意味となり、具合のよいことを「いい塩梅(あんばい)」と言われるようになった。

同じ【バラ科】の果実には、モモ、アンズ、イチゴ、サクランボ、ナシ、カリン等があります。
ただし ビワは、バラ類ナシ亜科。

中でも「梅」は、疲労回復などに有効なクエン酸、リンゴ酸、コハク酸、酒石酸、その他各種有機酸が豊富に含有。

また、タンパク質やビタミン、カルシウム、カリウム、リン、鉄などのミネラルも!
    カルシウムはリンゴの4倍、鉄は6倍、マグネシウムや亜鉛も梅の実の含有量が多い。

日本の伝統的有用食品として、「梅」を「梅干し」や「梅肉エキス」等として伝承されました(発酵食ではありませんが)。

加工時にせっかくの「梅」の効用を台無しにするのは御法度。
    伝統的とは言えない極陰性な精白された「白砂糖」や、さらに精製された「グラニュー糖」「氷砂糖」の利用はオススメしない。
    梅酒なら「黒砂糖」などで!

マーケットには中国産や保存料(なぜ必要?)や着色料入が目立ち、かつては半分が輸入品だったこともあり要注意‼️

《参考》【梅干しと日本刀】(祥伝社 2000年) 
著者 樋口清之(考古学者、國學院大學名誉教授)
    日の丸弁当は超合理的な食品、地震でも城の石垣が崩れない秘密、江戸は世界一美しい都市だった…。日本人が誇る豊かな知恵の数々。

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