2023_3月の定例ラボ

実践心理学研究会「UKラボ」
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寒い冬が終わり、桜の開花も例年より早まるかもと予想され、春が近づいているのを感じる今日この頃、今年度最後のラボを開催しました。
この日は、潜在意識の働きを体感するワークなどを中心に、じっくり掘り下げました。
 
〇1分間催眠
仕事や勉強などで、なかなか結果が出せない人は、無意識に自分に限界を設定し、潜在的な能力を発揮できていないことが多いと言われています。
これを突破するには、膨大な知識とノウハウが蓄積されている潜在意識に「なりたい自分」をインプットしてやるという方法が効果的と言われていますが、顕在意識が潜在意識へのアクセスをさせない門番の役割を果たしているため、なかなか難しいと言われています。
そのための方法のひとつが“催眠”、催眠と言っても、「犬になる」「手がくっついて離れない」といったバラエティっぽいものではなく、自分自身の能力を発揮するためのメソッドとして紹介しているのが、「一分間催眠」という本です。
この本を参考に、実験を兼ねて、メンバーで試してみました。
 手順としては
①目の前の何か(ペットボトルなど)に意識を集中し、目を閉じる。
②実現したい内容(例:自信をつけたい 等)を繰り返し10回唱える
というシンプルなもので、次回までに各自で実験してみるということになりました。
 
〇潜在意識の働きを体感する実験
前回「潜在意識の教科書」という本を参考に実施した実験で、潜在意識の効果は人だけでなくモノにも及ぶことを体感したことを踏まえ、Uさんの持参したお菓子に「ポジティブな意識」を向けることで、そのお菓子を摂取した人にどのような影響が出るかを実験することに。
みんなでお菓子に意識を集中し「食べると元気に」などのイメージを向け、その後、みんなで試食しました。ポジティブなイメージを注入したお菓子を職場に持って行って、それぞれ疲労回復への効果を確認する実験をすることになりました。次回にはみんなが「幸運体質」になってるかも・・・。
 
〇量子力学について
最近ユーチューブなどで、最先端の物理学「量子力学」と「意識の作用」の関連性に関する動画をよく目にすることから、次に、ユーチューバ―のシンプリーライフさんの動画をみんなで鑑賞し、感想をシェアしました。
量子力学的に社会や身の回りの現象を捉えることで、自分の選択次第で未来が変えられる可能性があることを学びました。
人間を含め、宇宙を構成している素粒子は、「粒」でもあり「波」でもあるという奇妙な性質を持ち、その状態は“観察”されて初めて確定するとのことです。
 観察によって確定する世界は、可能性の数だけ世界(選択肢)が存在しているという「多世代解釈」から導き出される「パラレルワールド(平行社会)」理論は、夢とロマンがあります。
 その仮説に基づいて、現実社会に目を向けると、自分が進みたい未来を生きるとは、自分が望む世界をその都度“選択”することということになるようで、もしこの仮説が本当だとしたら、これからの日々の過ごし方を考えていくきっかけになりそうです。
 
〇潜在意識を活用した課題解決
潜在意識は、顕在意識の抱えている問題に対し、既に答えを持っているという仮説に基づいてワークを行いました。
 手順としては
①参加メンバーそれぞれが、自分の潜在意識に聞きたい質問をカードに書く
②①のカードをシャッフルして裏返して並べる → 質問内容はわからない
③②のカードに番号をふる
④③のカードにメンバー全員が意識をフォーカスして、イメージに浮かんだことをシェア
 
・メンバーからは「今の仕事を続けたいが」「まとまったお金をゲットするには」といった忌憚のない質問が出され、順番にみんなで頭に浮かんだイメージやインスピレーションを書きだしていきました。
  普通に考えていたら絶対出てこないようなアイデアが、不思議と浮かんでくることに驚きました。これがまさに「潜在意識」の持っている”情報”なのかもしれません。
仕事の問題解決や企画の発案などにも使えそうで、とても興味深い結果となりました。
 
〇体軸を活用した身体操作法
  体の軸をしっかり保持できると、メンタルにいい影響を及ぼすとの観点から、体軸を作るワークをしました。
  「体の軸」といっても普段気にすることはなく、どうやって作るのかもわかりませんが、簡単に作る方法があるとのことで、実際に試してみることに。
  体の軸ができると、相手が自分より大きくても、結構踏ん張れることがわかり、心理的にも落ち着いた気がしました。
  “心と身体”は、つながっているんだなと、あらためて感じることのできるワークでした。
 
〇次回以降のラボ
・フィールドワークのご提案があったので、春先の暖かい頃に、フィールドワークを企画したいと考えています。候補はパワースポットめぐりなどです。
 会の開催形態も月1の定例ラボを基本にしつつ、興味のある分野に特化した小規模グループでの”分科会”をカフェなどで不定期に開催しようという案も出て、早速やってみることにしました。
  併せて「ちょい呑み倶楽部」の活動も活発化しようということになったので、「ちょい呑み手帖」の出番が増えそうです。
  会の目的は、実践心理学やヒーリングメソッド、コミュニケーションメソッドなどを学び実践することで、人生を少しでも楽しく豊かに、ということなので、これからも範囲を限定せず、様々な分野にも”研究の場”を広げていきたいと思っています。
  また、来月に向け、楽しい企画を実施したいと考えていますので、ご興味のある方はお気軽に見学等にご参加ください。(※定員となった場合はお断りする場合がありますので、あらかじめご了承ください。)