紫式部が描いた「有無同然」とは?

まほろば
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おはようございます。

青年サークルまほろばスタッフの伊藤です。

10月10日金曜日、大和八木駅の奈良食堂において、月1回の源氏物語講座を開催しました。

今回は、光源氏の初恋の女性・藤壺の宮の生涯についてでした。

ヒロインの中で、一際輝く彼女も人知れず悩む一人の女性であったことを、常田先生から教えていただきました。

その根底にある思想は、ブッダの「有無同然」という言葉です。

「あってもなくても苦しみは変わらない」という意味の言葉ですが、そのようなギャップも、仏教を深く学んでいた紫式部だからこそ、描き切ることができたのではないでしょうか。

毎回参加してくださっている参加者からは、初参加の人にもわかるように、平安時代当時の衣装や調度品について、図解で詳しく解説してくださりました。いつもありがとうございます。

源氏物語好きが集まる古典の会。古典に初めて触れる人も大歓迎です。

気軽に参加してみては?

次回以降の予定です。

11月7日金曜日19時〜20時半
12月12日金曜日19時〜20時半

どちらも、奈良食堂にて開催予定です。

(写真は、クリームカルボナーラ。絶品でした!)