(この会は身近な物事から深く考えを進めていこうという会になります。)
この世には一見するとありえない言葉がいくつもあります。
明るい夜、冷たい炎、柔らかい鉄、また国民のための国会議員・・などです。すみませんちょっと口が滑りました。
そして今回取り上げる「真剣な雑談」という言葉もその一つです。ちなみにいうとこれは私たちが作り出した造語にすぎません。
そもそも「雑談」とは、どういう意味でしょうか?
それは意味のないやり取りのことを指してそのようにいう気がします。例えばクエンティン・タランティーノ映画を観てみれば雑談がどういものかわかるでしょう。(タランティーノ映画は雑談が多いことで有名)
また原義をただせば「様々な内容のことを気楽に話すこと」(goo辞書)とありました。
これは全く肩の力を抜いてリラックスして行う会話、だということです。
皆さんは最近、気楽な会話してますか?
しかしその対義語ともいえる「真剣な」という言葉をくっつけると途端にニュアンスが変わってきます。そもそも「真剣な」というイメージにはふざけず笑いのない、あるいは堅苦しい、といったイメージがあるように思います。こちらも原義をただすと「まじめに物事に対するさま」(goo辞書)とありました。
よって一見すると「真剣な雑談」という言葉は自家撞着、つまり矛盾を侵している言葉である、と言えるかもしれません。例えば上記に挙げた言葉のような想像もつかない印象です。(国会議員の方はテレビで見れますが・・。)
ただ私たちがこの度開催する「真剣な雑談」とは何も言葉上の戯れではありません。
私たち、ふへん読書会はコンセプトにも挙げているように、皆さんにより考えてもらう場所を提供したい、そう考えています。なので私たちはこの言葉に次のような意味を込めています。すなわち「肩の力を抜いて、考えを深めていけるようなアイデアを投げ合う場所」。
なので何も、「これを言わなきゃ」とか「この方がいいだろう」といった固定観念に駆られて発言する必要はありません。あくまで実感を主体にとらえなおしてみる会でありたいと思っています。
そのような「真剣な雑談」会を私たちふへん読書会は開催する運びとなりました。
さて皆さんも「真剣な雑談」してみませんか?
以下概要です。
題名:「真剣な雑談#1」
内容:今年起こった身近な出来事や変化、などから自分の考えを話したり、 人の意見を受け取ったりしてみよう
ポイント:以下の点は今回の参考です
・働くこととは?
(若者の間ではワークライフバランスの整った職場が理想視されがちです。しかしアメリカで退役軍人の就職率が高いようにいつの時代でも、ちょっとしたことに弱音を吐かず、打ち込み続けられる人材は会社に必要とされます。さて、働くこととはどういった役割をもっていて、何を果たすためにするのでしょうか?)
・Devotion(献身)とは?
(貧しい家庭への支援としてボランティア活動があったとします。しかしそこに来る子供たちは別に貧しくもなく単なるフリーライダー(ただ乗り)なのかもしれません。そうすると一体、誰のためのボランティアなるのでしょう?)
・謝ることについて
(悪いことをしたら謝る、これ常識です。しかし謝罪会見を見てよくよく思います。誰のために謝っているんだ、と。自分の不出来について謝っているのか、社会に迷惑かけたことについて謝っているのか、それとも単なる形だけのものか。「すみません」について考えます)
集合場所:12月10日(日) 13:00 神保町駅 A6出口近くスーツセレクト前
時間:おおよそ90分~120分を見込んでます。
持ち物:特になし
参加費:無料
(喫茶店利用料はご用意願います)
参加希望者やご関心のある方は何日の読書会に参加希望か記載の上、
こちらにご返信いただけますと幸いです。
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ではご連絡お待ちしてます!