今回のワークショップでは、
ブッダの死生学入門「いまの生き方を見つめ直し、後悔なく生きる方法-自利利他の精神を学び、実践する編」
というテーマでお話しします。
「死生学」という言葉を聞かれたことはあるでしょうか。
死生学とは、やがて訪れる「死」を意識し、しっかり向き合うことで、
いまの生き方を正しく見つめ直し、後悔なく生きることを目的としている学問です。
その死生学研究の第一人者がアルフォンス・デーケン氏(上智大学名誉教授)は、
「死」をダブー化し、死を考えないようにすることは“人生最大の危機”とまでいわれています。
それは、自分自身の死と向き合わなければ、自分に残された時間、限られた命の価値がわからず、漠然と過ごしてしまうからです。
やがては「このまま生きていって、大丈夫なのだろうか」という不安やむなしさが出てきて、
最後は「こんなはずではなかった。どうしてもっと意味のあることに時間を使わなかったのか」と後悔することになりかねません。
まさに“人生最大の危機”といえるのですね。
反対に、死を見つめてこそ、残された時間や限られた生命を意識し、積極的に生きようという意欲が湧いてくるのです。
いまこうして生きていることの価値や喜びを感じら、漠然とした不安はなくなり、後悔のない人生へと踏み出すことができます。
講座では、アルフォンス・デーケン氏に関する書籍『よりよき死のために』をベースに、
・死生学とは何か、なぜ死を見つめることが大切であるのか
・死と向き合うことで起きる素晴らしい変化
・過剰な恐怖を和らげて希望へと変える、死の適切な見方
をご紹介していきます。
死生学と並行してお話しするのがブッダ(お釈迦様)の教えです。
仏教を説かれたお釈迦様もまた、必ず訪れる死を見つめてこそ、心から明るく楽しく生きられることを教えられています。
講座では、仏教を初めて学ぶという方にもわかりやすく お釈迦様の教えをお話しします。
◯死を考えないことが“人生最大の危機”といわれる理由とは?
死と「明るく後悔なく生きること」の密接な関係
◯死生学入門の7つのテーマ
1.死への過剰な恐怖を和らげる
2.死生観を深める要素を知る
3.因果律から死生観を深める
4.自利利他の精神を学んで、実践する
5.利他行を通して苦痛・恐れを和らげる
6.「8つの危機」を乗り越える
7.“真の生きがい”を見つける
※今回は4番目について(どの回から参加されても、理解いただける内容です)
◯苦しみに直面している人と接するときにも、
自分が苦しみにぶつかったときにも生かされる“自利利他の精神”とは
◯利他行(親切)をする上での大切な3つのポイント
◯「死」と聞くと、暗いイメージしかなかったのですが、有限な命と知らされるほど、今の生が充実することを知らされました。
「死」を真面目に見つめて、自分が何をすべきなのか考えていきたいと思います。
(30代男性)
〇自分の人生を見つめなおす、得難い機会となりました。
仏教には大事なことが教えられているのですね!
続けて学んでいきたいと思います。
(20代・女性)
19:30~19:40 自己紹介タイム
19:40~20:15 講師のお話
途中休憩10分
20:25~21:00 講師のお話
希望者でフリートーク
1000円をお預かりしています。
・南 雄一郎(カウンセラー)
2011年 金沢大学 工学部 卒業
大学時代に仏教を学び始め、17年。
現在はライターをしながら、仏教で説かれるブレない“人生の指針”を伝えることを目的に、心理学×仏教や自己啓発を切り口としたワークショップを開催。
ワークショップ累計回数は850回以上。
NPC法人HMC協会 認定心理カウンセラー(セルフ資格) 。
・明石 誠(仏教講師)
昭和49年生まれ、富山県黒部市出身。
仏教講師になって25年。
毎年300回以上の講座を開催し、ブラジルでの講演経験もある。
「ゼロからわかる仏教教室」を立ち上げ、現在は、東北を中心に、北陸、関東、北海道と幅広く活動し、分かりやすさをモットーに動画配信も行っている 。