初めての登山サークル。晴れ予報なら雨具は要らない?日帰りなのにライトも必要?リュックを広げたら、まずは雨と日没への備えを確認しましょう。ここでは、雪のない時期に一般的な登山道を歩く日帰りの回を想定し、上下のレインウェアとヘッドランプの選び方を紹介します。
買い物の前に、山とコースを教えてもらおう
同じ「初心者歓迎」でも、歩く時間や標高差はサークルごとに違います。主催者に山名、コース、行動時間、必要な装備、途中で引き返す場合の対応を確認してください。この記事で扱う準備だけで、雪山、岩登り、沢登り、泊まりの山へ行けるわけではありません。
雨具は「登山向けの上下セット」を候補にする
登山用のレインウェアを選ぶ理由は、雨を避けながら歩くためです。傘だけでは手がふさがり、風や足元の状況によって使いにくいこともあります。ジャケットとパンツを用意すれば、上半身だけでなく脚も覆えます。
検索すると、街歩き用、作業用、登山向けなどが並びます。見た目や「防水」の一言だけで決めず、メーカーが案内する用途、防水・透湿仕様、フードや袖口の調整、収納時の大きさを確認しましょう。透湿性があっても蒸れを完全に防げるわけではないため、服装や換気の調整も必要です。
紹介する道具
登山用の上下レインウェア(仕様・サイズを比較)
雨の中で歩くための、上下レインウェアを探す人に。検索結果へのリンクです。画像は候補の一例です。登山向けの用途、防水・透湿仕様、上下の内容をご確認ください。
試着するときは:当日着る服や防寒着の上から羽織り、腕を上げる、しゃがむ、膝を曲げる動作をします。ジャケットだけでなくパンツの動きやすさも確認してください。上下セットに見えて上着のみの販売の場合もあるので、購入内容を確かめるのが大切です。
ヘッドランプは、両手を空けるために持つ
日帰りでも、予定より下山が遅れる場合に備えて照明を用意します。ジェントスなどのヘッドランプを候補にするのは、頭に付けて両手を空けられるから。手持ちライトやスマートフォンと違い、照明のために片手を使い続けずに済みます。
ただし、ブランド名が同じならどれでも登山向き、とは限りません。比較したいのは、必要な明るさでの点灯時間、防水仕様、電池または充電の方式、操作のしやすさです。最大の明るさだけを見て長時間使えると思い込まず、仕様を確認してください。
紹介する道具
登山用ヘッドランプ(ジェントスなどの候補を比較)
日帰り登山でも携行する照明の候補に。検索結果へのリンクです。画像は候補の一例です。用途、防水仕様、点灯時間、電池・充電方式をご確認ください。
使う前に:自宅で点灯し、明るさの切り替えと電池交換・充電の方法を確かめます。対応する予備電池や電源も準備しましょう。スマートフォンのライトに頼ると連絡用の電池も消耗します。ヘッドランプを持っていても、夜間行動を前提にせず、明るいうちに下山する計画を優先してください。
靴とザックは、実際に使う状態で合わせる
靴は、コースに合う物を主催者や店舗で相談し、登山時の靴下で左右とも試着します。つま先の当たりやかかとの浮きを確認し、新品のまま長いコースへ向かわず、短い距離で慣らしておきましょう。
ザックは容量の数字だけで決めず、雨具、防寒着、水、食料を入れて背負います。肩や腰のベルトが合うか、荷物が揺れないか、雨具を必要なときに取り出せるかを確認。濡らしたくない衣類や予備電源は、袋に分けておきます。
雨具とライト以外に、リュックへ入れる物
- 行動時間・気温・補給場所に合わせた水と食料、予備の行動食
- 休憩時や天候の変化に備える防寒着
- 地図や方位を確認できる道具、通信圏外でも確認できるコース情報
- 連絡用端末、予備電源、連絡先の控え
- 救急用品、必要な常備品、非常用保温シート
- トイレ用品、ごみ袋
共用品を主催者が持っていても、個人の雨具や照明まで誰か任せにはしないこと。必要な装備がそろわない場合は、レンタルの可否を確認するか、条件に合う回を選び直しましょう。
初回はレンタルも、中古は状態を確かめて
続けるか迷っているなら、試着や状態を確認できるレンタルも候補です。中古の雨具は内側や縫い目のテープ、ライトは点灯や電池室、靴は靴底と接着部の劣化など、見た目だけで判断しにくい部分があります。状態が分からないまま、安さだけで選ばないようにしましょう。
出発前は天候、登山道、交通機関の情報を確認し、主催者の中止判断にも従います。予定ルートと帰着予定を家族などに伝え、地域の案内に沿って登山届も準備してください。装備をそろえることと、無理のない計画で歩くことを一緒に考えましょう。