毎度の審判ネタで、済みません...
ここへ「ミニテニス競技規則」にまつわるネタを書くようになってから、より多くの方からルールの事について、質問や意見を頂くようになりました。
いづれも、競技規則には直接表記のないものばかりで、なかなか断言出来ない内容も、多くなってきてます。
少しでもここで紹介する事により、より多くの競技者がルールに対して興味を以って頂ければ幸いです。
今日は、とあるフリー年代の男性からのお話しをご紹介いたします。
Tさん39歳男性。ミニテニス歴は私より長くて、プレーも超一級品であり、誰しも好意を抱く人柄の方からです。
Tさんが、とある試合を観ていた時の話。
眼鏡を掛けた方が、ラリーの最中に眼鏡を落としてしまい、その眼鏡をかけ直すために「タイム」を要求した。
それを受けた主審は「タイム宣告」をして、試合の仕切り直しをしたそうです。
Tさんは、口には出さなかったが、「試合を止める判断は、間違いではないか?」と感じて、私に問合せしたそうです。
このケースは、競技規則第18条(3) 審判員がプレーヤーの状況を見て、ゲームを中止させることが出来る。にあたります。
本来の意味合いは...
・選手の体調不良や転倒時の負傷具合確認
・靴紐がほどけ、転倒の恐れがある
・他から侵入した球が排除出来ず、危険な場合
審判員が、選手の安全を確保するための手段と捉えて良いと思います。
また、審判のタイム=ノーカウントと捉われがちですが、正しい解釈は「(試合の)仕切り直し」です。
※ノーカウント=定められたルールに基づき、得点または失点が有効と思える場合に、【何らかの要因によって判断ができない時】
ですので、インプレー中に試合を止めた場合は、「ノーカウントとは言わない」ように気を付けて下さい。
上記を踏まえて、今回ケースに当てはめると...
・視力弱者が不用意に動いて、転倒の危険性
・レンズ破壊による、ガラスの散乱防止等
などを、審判が危惧して試合を止めたと思えます。
また、試合を止める前提で考えれば、ラリー中に止めたのは正解ですね。
※ボールデッド後の時は、ノーカウント判断時になるので...
これは想像ですが、恐らくこの時には...
【眼鏡を落とした側が、ピンチであったのではないか?】と思います。
故に、Tさんは余計に???となったのではないかと...
他コートから球が入って来たりしても、選手の足元かつ、打球動作を行っていない方ならば、球の排除は普通に行いますね。
また、ラケットを落としてしまったとしても、余裕が有れば拾う事は造作も無い事です。
このような場合で「タイムを要求する行為」は、主に自軍がピンチの時と考えれらるからです。
とは言え、選手がタイム要請をする事は、選手に認められた権利であり、ルール違反ではありません。
なので、先にお伝えしておきますが、タイムを要求した選手を咎めることは出来ません。
※何も無いのに頻繁に求める場合は、妨害行為を問われる可能性はあります。
【どうすれば正解か】
行動とすれば、止めても止めなくても審判次第で、どちらも正解ですが、【止めるならラリー中に】が大前提です。
そして、止めた場合はその「判断基準を選手に説明すること」が大事です。
【~が想定され危険と判断したので止めた】
間違っても、眼鏡が落ちたから等とは説明してはいけません。
あくまでも、自身が説明された時に納得のいくお話しである事が重要ですね。
逆に、自身が納得できるようなお話が、思いつかない時は止めない事にすれば良いです。
※この場合は、タイム要請をした選手から、疑念を持たれる事は必至ですが...
【まとめ】
① タイム要請は選手の権利
② 判断は審判員次第
安定の歯切れの悪さで...草
いづれも、競技規則には直接表記のないものばかりで、なかなか断言出来ない内容も、多くなってきてます。
少しでもここで紹介する事により、より多くの競技者がルールに対して興味を以って頂ければ幸いです。
今日は、とあるフリー年代の男性からのお話しをご紹介いたします。
Tさん39歳男性。ミニテニス歴は私より長くて、プレーも超一級品であり、誰しも好意を抱く人柄の方からです。
Tさんが、とある試合を観ていた時の話。
眼鏡を掛けた方が、ラリーの最中に眼鏡を落としてしまい、その眼鏡をかけ直すために「タイム」を要求した。
それを受けた主審は「タイム宣告」をして、試合の仕切り直しをしたそうです。
Tさんは、口には出さなかったが、「試合を止める判断は、間違いではないか?」と感じて、私に問合せしたそうです。
このケースは、競技規則第18条(3) 審判員がプレーヤーの状況を見て、ゲームを中止させることが出来る。にあたります。
本来の意味合いは...
・選手の体調不良や転倒時の負傷具合確認
・靴紐がほどけ、転倒の恐れがある
・他から侵入した球が排除出来ず、危険な場合
審判員が、選手の安全を確保するための手段と捉えて良いと思います。
また、審判のタイム=ノーカウントと捉われがちですが、正しい解釈は「(試合の)仕切り直し」です。
※ノーカウント=定められたルールに基づき、得点または失点が有効と思える場合に、【何らかの要因によって判断ができない時】
ですので、インプレー中に試合を止めた場合は、「ノーカウントとは言わない」ように気を付けて下さい。
上記を踏まえて、今回ケースに当てはめると...
・視力弱者が不用意に動いて、転倒の危険性
・レンズ破壊による、ガラスの散乱防止等
などを、審判が危惧して試合を止めたと思えます。
また、試合を止める前提で考えれば、ラリー中に止めたのは正解ですね。
※ボールデッド後の時は、ノーカウント判断時になるので...
これは想像ですが、恐らくこの時には...
【眼鏡を落とした側が、ピンチであったのではないか?】と思います。
故に、Tさんは余計に???となったのではないかと...
他コートから球が入って来たりしても、選手の足元かつ、打球動作を行っていない方ならば、球の排除は普通に行いますね。
また、ラケットを落としてしまったとしても、余裕が有れば拾う事は造作も無い事です。
このような場合で「タイムを要求する行為」は、主に自軍がピンチの時と考えれらるからです。
とは言え、選手がタイム要請をする事は、選手に認められた権利であり、ルール違反ではありません。
なので、先にお伝えしておきますが、タイムを要求した選手を咎めることは出来ません。
※何も無いのに頻繁に求める場合は、妨害行為を問われる可能性はあります。
【どうすれば正解か】
行動とすれば、止めても止めなくても審判次第で、どちらも正解ですが、【止めるならラリー中に】が大前提です。
そして、止めた場合はその「判断基準を選手に説明すること」が大事です。
【~が想定され危険と判断したので止めた】
間違っても、眼鏡が落ちたから等とは説明してはいけません。
あくまでも、自身が説明された時に納得のいくお話しである事が重要ですね。
逆に、自身が納得できるようなお話が、思いつかない時は止めない事にすれば良いです。
※この場合は、タイム要請をした選手から、疑念を持たれる事は必至ですが...
【まとめ】
① タイム要請は選手の権利
② 判断は審判員次第
安定の歯切れの悪さで...草

