またまた、謎ルールが発覚...

T-Genesis:ティージェネシス
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9/20 三支部交流大会 団体戦
埼玉県協会に携わる役員や、その傘下団体の役員を中心に県内交流を深める目的で、行田市にて交流大会に行って来ました。
今回は東部支部さんの主管で、団体戦方式を初めて取り入れ、全2ブロック18チーム108名で親睦を深めてきました。

残念ながら、負傷者(肉離れの疑い)が1名出ましたが、概ね平穏に終わったものと認識しております。

会場は、前後には十分なスペースはあるものの、隣のコートとの間隔が、やや狭い環境でした。
とある試合で、珍しく線審をしていた時の事。
隣接コート(別ブロック)の対戦開始前整列で、審判が大勢サイドラインより後ろ(こちらのコート寄り)に立っていた所に、ネット際から対角ショートクロスが放たれ、それを取りに行った選手が、その審判団と接触しそうになりながらも、無事にイン返球をし終えた時に、私がタイムを掛けました。
理由は「審判団が邪魔となり、正常なレシーブ返球が出来なかった」と判断したからです。
接触もなく無事にイン返球しているので、そのまま継続プレーしても良かったのかも知れません。
でも「正常な返球ではない」ので、その球は「チョビ」するには絶好な球筋とコートに空きスペースがありました。
私はこれを「公平性に欠ける」と判断したのです。
当然、チャンスを失ったペアは猛然と抗議してきました。
しかし、その抗議内容は意外なものでした。

抗議者「(こちらの試合の)審判の後ろへ行ったボールの時は、人も壁と同じだから、その状態であっても返球そのものは有効で、止めるのはおかしい」
そう伝えてきました...
余りにも突飛な意見であり、「人に危害が及んだとしても、そこに居るのが悪い」と言わんばかりの主張に、私は目を丸くする事しか出来ませんでした。
抗議者が重ねて主張してきます。
 抗議者「(当該試合の)審判に当たった場合も、アウトじゃない」
事態が呑み込めない主審に変わり、私が回答します。
私「主張の通り(当該試合の)審判に当たった時は、大抵アウトになりますが、審判がコート内に入っている場合は、ノーカウントになります。」
「また、今回はボールが誰かに当たったわけでは無いし、返球もコート内に入ったので、アウト判定は有り得ません。」
「そもそも、当該試合の審判員の背後に行ったボール云々は、現行競技規則に明記は無く、過去には合ったなどとも聞いたことが有りません。」
「ラケットで人を叩いてしまうなどの事故を、未然に防いでくれた選手が不利益になるのだとしたら、審判員の心得に反する行為となるので、客観的にみても可笑しいと思います。」

ここまで伝えて、ようやくようやく収束しました。

ノーカウント処理なのに、なんでここまで食い下がるのだろう。
私より歴の長い方なのに、なんで有り得ない主張をするのだろう。
きっと、「あいつは...」等と、言われているんだろうなと思うと、とても複雑な心境になりました。

勿論、サイドライン上に整列していなかった隣の審判団にも、きっちり「だめよ~」と伝えておきましたよ。(笑)