成長を目指すこと。

🥚⚾️🌟葛飾 SCRAMBLE EGGS🥚【スクランブル・エッグズ】
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実は私は中学途中まで野球に打ち込んでおりました。そこそこのレベルまではいきましたが、先輩と同期にとてつもない方がいて[予感的中。2人ともに甲子園で活躍]自身が肘を痛めていたこともあり、違う道を探しました。

地元のマラソン大会があり、友人に誘われ優勝したり入賞したりが楽しく、それをきっかけに陸上競技の道へ。


個人競技が向いているな?

と思い、大学卒業まで陸上競技一色。母校のコーチまで務め、教員にまでなりました。教員となってからも、今度は指導者として大学の先輩にあたる方にライバル心を燃やして、東京一、日本一の選手を複数育てました。

印象に残っているのは、東京都の団体で優勝したこと。陸上競技で…です。団体優勝する前年にまさかのアクシンデントにより総合優勝を逃しました。ある優勝候補の選手が3回ファウルをし、わずか3点差で優勝を逃したのです。

それはそれは悔しくて…でもよく考えると一番悔しがっているのは3年生や、失敗してしまった選手のはず。その3年生は涙した後に、2年生や1年生の前にキリッと立ち言いました。

『私たちは総合優勝を目指しました。だけど、あと一歩届きませんでした。それはたぶん、私たちに甘さがあったからです。後悔はしていないけど、総合優勝というとてつもない高い目標に挑戦できた。私たちの夢を叶えてくれた先生や後輩に感謝をしたいです。来年はみんなが成長してくれるのを楽しみにしてるね!絶対優勝してね!2年分の総合優勝ね!』と声をかけていました。その姿を見て自分自身が『はっ』と感じました。

『失敗した選手を気遣い…。自分たちの気持ちを前に向かせる。これこそがチームだな。来年は勝つことが目標ではあるが、この3年生の言う通り、自分たちの可能性を信じ続ける一年間にしよう。』と心に誓いました。

翌年まで練習漬けの毎日。

3点差であったライバルチームに、なんと30点近くの大差をつけて圧倒。総合優勝を成し遂げました。それが今でも東京都の最高得点となっています。

そして3回ファウルをした選手とは、今でもお付き合いができています。

まさに反面教師の鏡。

人は失敗を経験や糧にして成長をしていきます。成長をしていくには、トレーニングをするだけでは成長しません。自分の努力や姿勢を見てくれる人、指導者や仲間、先輩後輩マネージャー。もちろん家族の支えが大事です。多くの支え、言葉かけがなければ成長ができないところに、チームスポーツの良さがあります。

おそらく、この総合優勝を目指している数年間は、選手たちは互いに指導者がわからない場所でたくさんの生きた言葉をかけあっていたはずです。

総監督は選手が直接見れる今の姿を評価するだけでなく、見えていない時も、どのように個が成長していくかを想像し、チームが成長していけるかを見極めて、時には叱り、時には包み込むような想いで褒めて伸ばす、よい影響を与える存在でないといけません。

50を越えたおっちゃんは

今、草野球を通して
個を伸ばし、輪を広げ

『成長というゴール』
を目指していきます。

総監督
ゆうじん