【資格の合格体験記】知的財産管理技能検定2級の合格報告|Shoheiさん|社会人勉強コミュニティ
こんにちは!
コミュニティメンバーのShoheiです。
2025年3月9日に受験した「第50回知的財産管理技能検定2級 学科試験および実技試験」に合格しましたので、その報告をします。
結果は以下の通りです。
2級学科:満点の82%(80%以上で合格)
2級実技:満点の89%(80%以上で合格)
2級実技:満点の89%(80%以上で合格)
目次
1.学習・受験状況
2.受験理由
3.試験の感想
4.合格に向けて意識したこと
5.勉強方法で上手くいったと思ったこと
6.勉強方法で改善したいと思ったこと
7.具体的な勉強方法
8.試験直前にやったこと
9.オススメの学習アイテム・アプリ
10.これから受験する方へ
11.次にチャレンジしたいこと、取得したい資格
参加申込みはこちら!
2.受験理由
3.試験の感想
4.合格に向けて意識したこと
5.勉強方法で上手くいったと思ったこと
6.勉強方法で改善したいと思ったこと
7.具体的な勉強方法
8.試験直前にやったこと
9.オススメの学習アイテム・アプリ
10.これから受験する方へ
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1.学習・受験状況
・資格・試験名:第50回知的財産管理技能検定2級 学科試験および実技試験
・受験日:2025年3月9日(日)
・勉強時間:約60時間(3級の勉強時間も含めると、約70時間)
・勉強期間:約2ヶ月
・受験回数:1回
・受験費用:2級学科8,200円、2級実技8,200円で、計16,400円。なお、2級の受験資格を得るために受けた3級の受験費用は、3級学科6100円、3級実技6100円で、計12200円。トータルで28,600円。(流石に試験料取りすぎじゃないですか?笑)
・使用教材:2級試験用に3冊、3級試験用に1冊を使用した。
・受験日:2025年3月9日(日)
・勉強時間:約60時間(3級の勉強時間も含めると、約70時間)
・勉強期間:約2ヶ月
・受験回数:1回
・受験費用:2級学科8,200円、2級実技8,200円で、計16,400円。なお、2級の受験資格を得るために受けた3級の受験費用は、3級学科6100円、3級実技6100円で、計12200円。トータルで28,600円。(流石に試験料取りすぎじゃないですか?笑)
・使用教材:2級試験用に3冊、3級試験用に1冊を使用した。
・早稲田経営出版 2024-2025年版 知的財産管理技能検定(R) 2級学科 スピード問題集
・早稲田経営出版 2024-2025年版 知的財産管理技能検定(R) 2級実技 スピード問題集
・アップロード知財教育総合研究所 2級厳選過去問題集(2025年度版)
・アップロード知財教育総合研究所 3級厳選過去問題集(2025年度版)
・早稲田経営出版 2024-2025年版 知的財産管理技能検定(R) 2級実技 スピード問題集
・アップロード知財教育総合研究所 2級厳選過去問題集(2025年度版)
・アップロード知財教育総合研究所 3級厳選過去問題集(2025年度版)
・勉強前の状態:法律の学習歴はそれなりにある状態。2022年3月、法学部卒業。同年9月、法科大学院(ロースクール)中退。2023年夏頃、法律学習を再スタート。2024年11月2日、「第56回ビジネス実務法務検定試験2級」を受験し合格。同年11月17日、「第49回知的財産管理技能検定3級 学科試験および実技試験」を受験し合格。2025年1月から2級試験の学習を始める。
・試験前の状態:直前期に過去問3回分と、厳選過去問題集掲載の実力テストを解いた。結果は以下の通り。なお、合格ラインは正答率80%。
・試験前の状態:直前期に過去問3回分と、厳選過去問題集掲載の実力テストを解いた。結果は以下の通り。なお、合格ラインは正答率80%。
・第49回2級学科:80.0%(32/40問中)
・第49回2級実技:57.5%(23/40問中)【不合格】
・第48回2級学科:82.5%(33/40問中)
・第48回2級実技:82.5%(33/40問中)
・第47回2級学科:87.5%(35/40問中)
・第47回2級実技:97.5%(39/40問中)
・実力テスト2級学科:87.5%(35/40問中)
・実力テスト2級実技:85.0%(34/40問中)
・第49回2級実技:57.5%(23/40問中)【不合格】
・第48回2級学科:82.5%(33/40問中)
・第48回2級実技:82.5%(33/40問中)
・第47回2級学科:87.5%(35/40問中)
・第47回2級実技:97.5%(39/40問中)
・実力テスト2級学科:87.5%(35/40問中)
・実力テスト2級実技:85.0%(34/40問中)
2.受験理由
司法試験の選択科目で知的財産法を選ぶから
今回受験した理由は、この一点に尽きます。
学生時代、私は司法試験を目指して勉強しており、選択科目として知的財産法を選ぶつもりでした。社会人となり、もう一度司法試験を目指すにあたって、もう一回知的財産法の学習をやり直そうと思いました。
もっとも知的財産法の学習歴はほぼ皆無で、大学生時代に入門書を一冊読んだくらいです。ロースクール生のときはメンタルが崩壊してまともに勉強できなかったので(せめて標準特許法くらい読んどけよという話だが、それすらままならなかった)、もはや3年ほど知的財産法に触れていません。
そこで、知的財産管理技能検定を取っ掛かりにして知識を一から身に着けようと考え、受験することにしました。(ここまでの話とは全然関係ないですが、会社に「また新しい資格を取りました!休日も自己研鑽を欠かさない勤勉な社員です!」アピールができるのもポイント高いです笑)
3.試験の感想
マジで二度と受けたくない。合格基準高すぎ。
目指すところを考えれば、この試験は一発で受かりたいところです。問題の難易度も、平均すればそこまで高くはありません。その証拠に、多くのウェブサイトで「知財検定2級は50時間程度の学習で合格する」と紹介されています。ですが私は、そんな「易しいはずの知財検定」のことを心底嫌いになりました。その理由を以下に列挙します。
・問題集3冊と過去問3セットをこなしても初見の問題が出てくる。
・その初見の問題は、実務経験がある人なら簡単に解けそう。恐らく実務経験がないとそこそこ不利。(ビジネス実務法務検定2級のとき全然そんなことはなかったので、ちょっと面食らった。)
・適切とも不適切とも言い難いグレーな選択肢が多い。「"最も"適切と考えられるものはどれか」という問題文には意味がある。(後述しますが、あのChatGPTですら結構騙されていました。)
・上述した事情の割に、合格基準が高すぎる。正答率80%を要求されるのは本当にストレスが溜まる。
・その初見の問題は、実務経験がある人なら簡単に解けそう。恐らく実務経験がないとそこそこ不利。(ビジネス実務法務検定2級のとき全然そんなことはなかったので、ちょっと面食らった。)
・適切とも不適切とも言い難いグレーな選択肢が多い。「"最も"適切と考えられるものはどれか」という問題文には意味がある。(後述しますが、あのChatGPTですら結構騙されていました。)
・上述した事情の割に、合格基準が高すぎる。正答率80%を要求されるのは本当にストレスが溜まる。
4.合格に向けて意識したこと
とにかくアウトプット重視
知財検定2級は、学科・実技試験で四肢択一問題がそれぞれ40問ずつ出題されます。こういうときにするべきは、結局のところ本番と同じ形式で問題を解き続けることです。解けば解くだけ点数は安定していきます。特に、条約・独占禁止法・不正競争防止法・弁理士法あたりは、毎回毎回同じような問題ばかり出題されているので、過去問演習が特に効いてきます。
特許法・商標法・著作権法を盤石にする
知財検定2級では、特許法・商標法・著作権法から70%以上の問題が出題されます。これら三つの法律についての理解が足りていないと不合格に直結するので、重点的に学習しました。
特に実技試験の最初の12問で、ほぼ確実に特許法・商標法・著作権法から出題されるのですが、これがかなり難易度高めです。1問間違えるとドミノ倒し的に点数を失う形式となっており、対策必須です。
商標法分野では、3条と4条について重点的に学習することが大切です。著作権法分野では、著作物なのか、著作物だが著作権が制限されるのか、著作物ではないのか、を判断できるようになることが大切です。特許法分野は、解ける問題が来ることを祈りましょう。(残念ながら、ヤマを張るのは現実的ではありません。)
5.勉強方法で上手くいったと思ったこと
特許庁HPを活用し、テキスト費用を削減できたこと
特許庁HPは無料のテキストです!分からないことがあれば積極的に閲覧していきましょう。知財検定のテキストは、総じて値段が高い割に内容が微妙です。本当の初学者なら買っても良いですが…(問題集は基本的に良書揃い。厳選過去問題集は網羅性に不安が残る。ひとまずスピード問題集2冊をやっていれば問題ない。)
例えば、初学者の方にはこちらのページがお勧めです。各ページに掲載されている図が分かりやすく、試験直前の確認用にもなります。
J-PlatPat(特許情報プラットフォーム)で、自社の特許を調べてみるのも面白いかもしれません。
6.勉強方法で改善したいと思ったこと
勉強時間が少なかった
特に平日の勉強時間が少なく、休日頼りになってしまい、高い密度で勉強をすることができませんでした。異動の関係で仕事が忙しく、常に疲労が溜まっており、「ギリギリに起きる→仕事→帰宅してご飯を食べる→寝る→ギリギリに起きる→・・・」を無限ループしてしまったのが原因です。勉強のための体力をつけるということも考えなければいけないと痛感しました。
3級試験合格後、2級試験の学習開始までに期間を開けてしまった
3級合格後別の科目に浮気してしまい、1か月ほど知的財産法から離れてしまいました。安全に合格することを考えれば、3級合格後も学習を継続すべきでした。
7.具体的な勉強方法
2か月間の大まかなスケジュールを記載します。(なお3級試験は「2週間で3級厳選過去問題集を1周した上で過去問演習をしたら受かった」という感じでした。短期合格の要因としては、直前にビジネス実務法務検定2級を受けていたのが大きかったかもしれません。)
<1月>
2級学科スピード問題集を2周する。
<2月上旬>
2級実技スピード問題集を1周する。ここで実技試験がかなり難しいことに気づく。(3級実技は簡単だったので、かなり驚いた)
<2月中旬>
過去問を解き始めるが、第49回2級実技で圧倒的不合格点を叩き出してしまい、方針変更。2級実技スピード問題集をもう1周する。
<2月下旬>
再度過去問に着手。ここからは合格基準を一回も割らなかった。
<~3月9日(当日)>
出張などがあり、かなり忙しかった。寝て起きて仕事をするだけの日が多かったが、出張先へは2級厳選過去問題集を持っていき、なんとか一通り問題を解くことができた。網羅性は低いが、直前期の最終確認には非常に役立った。
8.試験直前にやったこと
試験会場は国士舘大学世田谷キャンパス34号館で、試験開始は午後からでした。かなり時間に余裕があったので、最寄り駅にあるサンマルクカフェに2時間ほど滞在しました。試験直前にゆっくりできるカフェを事前に発見しておくと、当日遅刻等の心配もなく安心できると思います。
サンマルクカフェでは、最後の確認として厳選過去問題集掲載の実力テストを解きました。今まで見たことのある問題も多く、試験直前にかなり自信をつけることができました。
9.オススメの学習アイテム・アプリ
ChatGPT
公式が出している過去問は、解答付きですが解説付きではありません。ChatGPTを使うことで、簡単に解説を生成することができます。
ただし、ChatGPTは嘘をつくことがあります。問題文をコピペして満足しないこと。解説を鵜吞みにはしないこと。一番面白かった嘘解説が以下です。
なお問30において、最も不適切な選択肢は「イ」です。
【イについて】出版権を設定することができるのは、複製権等保有者(著作権法79条1項)。著作権法80条はこんなことを言っていない。
【ウについて】著作権法76条1項は、「著作権者又は無名若しくは変名の著作物の発行者は、その著作物について第一発行年月日の登録又は第一公表年月日の登録を受けることができる。」と規定している。創作年月日の登録をすることが可能とは言っていない。なお、創作年月日の登録が可能なのは、プログラムの著作物(著作権法76条の2)。
10.これから受験する方へ
(知財検定2級は本当に二度と受けたくありませんが)知的財産法の勉強自体はとても面白いものです。私はこの試験を通じて、自社の特許情報をJ-PlatPatで閲覧してニヤニヤできるようになりました(笑)。また最近は著作権に関するトピックも多いですし(いわゆるAI絵師の問題や、万博コスプレ問題など)、社会人の常識として知っておいて損のない知識ばかりだと思います。まずは3級だけでも受けてみてほしいです。(本当に結構簡単なので、ぜひ!)
11.次にチャレンジしたいこと、取得したい資格
7月に司法試験予備試験を受けます。その後はロースクール再入学準備をしつつ、余力があれば行政書士試験の勉強でもしようかと考えています。ビジネス実務法務検定1級なんかも良いですね。
今はやりたい試験がたくさんある一方で、とにかく時間も金も体力も全然足りていません。全力で仕事に打ち込みつつ、好きなことができるように心技体を鍛えていきます!
また自習会にも積極的に参加します。今後ともよろしくお願いいたします。東京自習会最高!
以上です。ここまでお読みくださり、ありがとうございました!
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