【資格の合格体験記】キャリアコンサルタントの合格報告|とくださん|社会人勉強コミュニティ

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みなさん、お疲れ様です。

ファシリテーターのとくだと申します。

2024年7月、第26回国家資格キャリアコンサルタント試験を受験し、完全合格(筆記・実技同時合格)しましたのでご報告します。

転職活動をしながら勉強したため、今回はすべての科目に対して納得がいくような対策はできませんでした。

また実技対策に関しては人それぞれだと思いますので、参考になる部分があるかわかりませんが、時間が余っているときにでもお読み頂ければ幸いです。

目次


1.学習・受験状況
2.受験理由
3.試験の感想
4.合格に向けて意識したこと
5.勉強方法で上手くいったと思ったこと
6.勉強方法で改善したいと思ったこと
7.具体的な勉強方法
8.試験直前にやったこと
9.オススメの学習アイテム・アプリ
10.これから受験する方へ
11.次にチャレンジしたいこと、取得したい資格

1.学習・受験状況


・資格・試験名:国家資格キャリアコンサルタント
・受験日:学科・論述→2024年7月7日(土)/実技→同月内の土日祝のどこか
・勉強時間:養成講座150時間(講座授業のみ課題時間のぞく)、卒業後おそらく150時間程度(学科:40時間程度・論述:10時間程度・面接(ロープレ15分×24回)含め100時間程度)
・勉強期間:3ヶ月(養成講座卒業後)
・受験回数:1回
・受験費用:38,800円
・使用教材(養成講座中→浅野浩美『キャリアコンサルタント・人事パーソンのためのキャリアコンサルティング』、高橋浩『セルフ・キャリアドック入門』、『セルフ・キャリアドック実践』/学科:木村周『キャリアコンサルティング理論と実際』、みん合・原田政樹『国家資格キャリアコンサルタント学科試験 合格問題集 第2版』、みん合プラス(みん合HPの有料会員)楽習ノート、秒トレ/論述:津田裕子『キャリアコンサルタント実技試験(論述・面接)にサクッと合格する本』/面接(ロープレ):たくさん(対人援助職の本ふくめ))
・勉強前の状態:社労士受験をしていたので、労務管理の知識がある程度。キャリコンについてはキャリアのアドバイスをする人という印象。
・試験前の状態:学科論述→まあいけるでしょう、ロープレ→やれるだけのことはやりきった!

【そもそもキャリアコンサルタント(以下:キャリコン)とは】

相談者のキャリアに関する相談等に応じ、助言及び指導を行うことで、相談者がより良い人生を送り、自分が望むような生き方を実現できるよう支援する専門職です。(jobtag参照)数年前に国家資格となりましたが、名称独占であり、この資格がないと仕事ができないということはありません。人材会社、ハローワーク、民間の会社で活躍されている模様です。

【受験するには】

受験をするためには実務経験3年以上か、キャリコン養成講座(約150時間)を修了する必要があります。受験生の大半は養成講座を受講し、受験資格を得ています。(また合格後も5年ごとに講習を受け、更新する必要があります)

【養成講座】

学校によって3か月~6か月くらいあります。通いかWEBかハイブリットか、いろいろあるのでご自身の事情で選択する方が多いのではないでしょうか。内容に関しては、どの学校がいいかは調べてもまったくネットにでてきません。

私はギリギリに申し込んだため選択肢がなく、WEB講座を受講しました。課題が一番えぐいことで有名な学校だったようで、日々レポートだのプレゼンだのに追われて忙しかったです。

養成講座は自分を知るうえでとても勉強になりましたが、試験団体の強い意向により、受験のことについては教えてはいけないという謎ルールのため、養成講座を受講しても試験には直接結びつきません。そしてその事実を養成講座は教えてくれないので、どうしていいのかわからず卒業してから絶望しました。

そんな試験については後述します。

2.受験理由


20代の頃にキャリコンになりたいと思っていたからです。20代の頃キャリアに思い悩み苦しんだ経験から、キャリアを考える大切さを伝えたいと思い、キャリアコンサルタントを志しました。

しかしながら給与面、就職率(有効求人倍率0.16倍)などから取得したところでやっていけないのではと感じ、先に独占業務のある社会保険労務士(以下、社労士)を取得。

社労士を勉強している中でキャリコンへの想いは失われつつありましたが、①専門実践教育訓練給付金が使えたこと、②社労士の合格体験記で書いちゃったこと、③時間に余裕もあったこと、という3点で今回受験するに至りました。

3.試験の感想


そもそもの試験制度について記載後、感想を述べます。

【試験の形式】

3種類あり、学科・論述が同日、面接(ロープレ)が後日開催です。キャリコンは大人の事情により、試験団体が2つあり、どちらかを選択して受験する必要があります。

そして学科は共通ですが、論述と実技が受験団体によって全然違います。(意味わかんないですよね)

受験団体はキャリアコンサルティング協議会(キャリ教)、JCDAの2つで、出身養成講座によって、わりと決まる印象です。

私の決め方は養成講座の先生の出身団体だったからでしたが、他の方は過去問をみたり、YouTubeを参考にしたりしてました。

今回合格率がだいぶ団体によって違ったので、取得することだけを考えたら、対策をねったほうがよさそうです。

<学科試験>

四肢択一のマークシートで、試験時間100分で50問、合格基準は100点満点(2点×50問)で70点以上の得点

<実技試験>

150点満点で90点以上の得点(但し、論述は配点の40%以上の得点、かつ面接は評価区分「態度」「展開」「自己評価」ごとに満点の40%以上の得点が必要)

・論述→記述式解答(事例記録を読み、設問に解答する)、試験時間50分
・面接→ロープレ(受験生がキャリアコンサルタント役となり、キャリアコンサルティングを行う)

ロープレは実際のキャリアコンサルティング場面を想定して、面談開始から最初の15分という設定で行われます。その後口頭試問という試験からの質問に答えます。

【合格率】

・キャリ教|学科:67.4%、実技(論述・面接):58.6% 完全合格:48.4%
・JCDA|学科:60.8%、実技(論述・面接):71.6% 完全合格:56.6%

私はキャリ教でしたが、受ける団体によって合格率がこんな違っていいのか?って正直思いました。

そして私の結果はギリギリ……

私の人生、いつもギリギリ……

【試験の感想】

<学科>

わりと幅広くでる中で、横文字が覚えられないので理論家に苦しみました。

「そんなん知らんがな……」

と思いながら、雰囲気と勘をたよりに最終的には答えを決める始末。結果は76/100(合格点70点以上)でした。

あの勉強時間を思えば、コスパはよかったのかもしれませんが……自己採点するときはギリギリすぎてドキドキしたので、ちゃんと勉強した方がいいことは確実に言えます。

<論述>

苦手な育休関連がでたら死ぬと思っていましたが、得意なジャンルがでて、よく書けたと思います。

相談者のことは過去の自分を見ているかのように感じていたので、ネットでいろいろ言われてるのを見て、すごいダメージをくらいました 笑。結果はA判定で、得点もわりと高かったと思います。

<面接>

前日までロープレ練習を重ね、やれるとこまでやった! と思っていましたが、当日相談者役の方の顔、設定をみて「あー終わったー」ってなりました。

キツイ。

私が一番苦手な設定でしたね。受容できない私が一番苦手としてた人物でした。

とはいえ先生との約束で最後まで諦めないというのがあったので、諦めずにきちんと向き合ったつもりでしたが、何度か「それってどういう意味ですか?」を繰り返し相談者の方に言われ、なんで意味が分かんないのかわからなくて死にたくなりました。

ただ全力で向かったので、特にああ言えばよかったなどの後悔はなかったです。

結果は態度A、展開B、自己評価Aでした。展開はホントひどかったと思います。自覚ありです。

4.合格に向けて意識したこと


情報収集と、毎日何かしら勉強することを意識しました。キャリコンは養成講座終了後、一人で対策について調べ、勉強する必要があります。

そのためみん合やキャリコンスタディのような情報サイト、YouTube、noteで情報収集をしました。情報収集をした結果、普通に過ごしたら全然勉強しないなと感じました。

というのも転職活動も同時に行っており、在職中というのもあって、正直忙しくて手がまわってなかったからです。

そこから社労士受験の時にお世話になった伊藤智子先生の30日チャレンジの企画に参加し、毎日勉強の習慣をとぎれさせないよう、インスタに毎日目標を投稿して実践していました。

ちなみにやっていたことは、以下になります。

・学科:毎日触れるため秒トレをやる
・論述:ジャン・一さんの一石三鳥方式で自分のロープレを音源で振り返る→論述形式で書くという流れで対策
・面接:ロープレを毎週やり、一石三鳥方式で振り返ることを徹底。またジャン・一さんのロープレ動画を歩きながら聞いて、シャドーイング

具体的には後述します。

5.勉強方法で上手くいったと思ったこと


無料ロープレ講座に参加しなかったことです。

いろんな団体が毎日どこかで、ロープレ講座が開講しています。1度参加して有資格者の方にフィードバックを受けたのですが、あまりの内容や伝え方のひどさに怒りがおさまらず、絶対にプロとして指導をしている方にみてもらおうと心に誓いました。

同じ先生に毎週ロープレを見てもらい、指導していただいたおかげで、有益で納得できるアドバイスがもらえ、成長できたと思っています。

6.勉強方法で改善したいと思ったこと


しいていえば、学科の理論家対策です。上記で記載しましたが、横文字が苦手なため、海外のキャリア理論家の名前と理論がまったく覚えられませんでした。

頭ごなしにゴロだけで乗り切ろうかと思っていましたが、時間(とやる気)がないため、なかなかできず……試験直前になってnoteで理論家の全体像を図解している方がいて、それをみて整理したらようやく覚えやすくなりました。

この人の弟子がこの人だから、似たような研究になるのね!っていう感じです。

いやー本当に気合だけじゃどうにもならないことを学びました。全体像の把握、どんな試験でも大事ですね!

7.具体的な勉強方法


スケジュールを参考にしたもの、過去問の勉強回数、具体的な対策という流れで記載します。

【スケジュール】

・当初

私の場合、養成講座終了後、何をどうしたらいいかさっぱりわからなかったので、当初はどこかのYouTubeの動画を参考にスケジュールをたてました。

①学科100時間、論述20~30時間、面接30回くらいやる。
②試験3か月前は学科の過去問8割とれるまで重点的にやる
③2か月前から論述やロープレに力を入れる

といった内容だったかと思います。ただ実際にやってみたところ、そこまでやらなくてもいいのでは?と感じだ部分もあったので、わりと予定よりも少なくて済んだような気がします。

【過去問の回数】

学科→過去3回分、2級技能士1回分、みん合模試25回対策分、26回対策分の合計6回
論述→過去問3回分、2級技能士1回分、千葉塾26回対策模試分の合計5回

です。

※キャリコンは学科と論述の過去問3回分は無料でダウンロードできるため、ダウンロードすることから始まります。また上位資格のキャリコン2級技能士の学科は試験範囲が似ているため、そちらの過去問もやる方が多いです。

【具体的な勉強方法】

<学科>

試験3か月前(4月)に過去問3回分解いたところ、すべて35/50点(合格点)以上のボーダーを超えていたので、試験直前に苦手な理論家を詰め込む作戦にしました。

・一問一答(みん合)→4月にちょっと勉強したものの、時間がなくて試験前に理論家だけ勉強する
・みん合プラス→有料会員になって、統計対策の一問一答や会員限定動画を視聴。
・秒トレ→毎日50問解く

YouTube→ジャン・一さんの学科対策の動画を歩きながら聞く

↑説明も適切な分量でオススメです

<論述>

養成講座の修了試験でいきなり対策なしに書いて全然書けなかったので、津田裕子さんの 『キャリアコンサルタント実技試験(論述・面接)にサクッと合格する本』 を一読。

ジャン・一さんの一石三鳥方式という動画を見て、主に自分のロープレ動画を聞いて、論述していました。

過去問を解いた回数は少ないですが、自分自身のロープレやロープレ動画を聞いて論述を書いていたので、30回分くらい解いたのと似たようなものだったんじゃないかと思います。

<面接(ロープレ)>

一番私が力をいれたのが面接だったので、他のより詳しくスケジュールを記載します。なお私の課題は「受容できないこと」で、それは最後までつきまとい、いまだに課題解決には至ってません。

■4月(有料3回、無料1回)

養成講座で一度も最初からい最後まで見てもらってないので、自分がどういう状況だかわからず、養成講座終了後(4月)に有料で3回対策講座(すべて別の先生)を受けました。

その結果、本当にひどくって、質問も全然できなくて落ち込みました。いやー振り返りたくなくて振り返りませんでしたね。結局。

これは回数を重ねないとどうにもならないと感じ、5月から試験前まで毎週グループレッスン(3時間)を開催している講座を申し込みました。その都度申込みだと、たぶん申し込むのめんどくさくてやらなくなりそうでしたし。

また無料のロープレ対策も受講しましたが、前述の通り、プロの先生にアドバイスをもらいたいと思い、無料の講座の受講はやめました。この頃にみん合に載っていた参考図書は、すべて目を通しましたと思います。

■5月(有料4回、養成講座の仲間と1日(1回))

前述の通り、3人1組のグループレッスン(3時間)を2か月前から始めました。レッスンではキャリコン役、相談者役、オブザーバー役の3役をそれぞれが交代で担います。

相談者役は毎回設定を考え演じ、オブザーバー役は自分だったらどのような質問をするかを考えながら聴き、ロープレ終了後質問をするという感じです。

<相談者役>

毎回相談者役を変えてキャリアの悩みを相談する必要があり、ネタがなくて毎回しんどかったです。そんな毎週、キャリアの悩み、変わらないって。特に学科試験対策も兼ねて統計から相談者役を考えるの、話の流れが難しかったです……

<オブザーバー役>

自分が演じているわけではないのですが、気がぬけなかったですね。集中しないとなんの話していたのかわかんなくて、あとから質問できませんから……ただ数をこなしていくうちに、自分自身のレベルもあがってきたからか、後半いろいろと私だったら視点で聞けるようになっていたと思います。

<キャリコン役>

ロープレの次の日、録音したロープレを聴きながらジャン・一さんの一石三鳥方式で振り返りをしました。そのため特に逐語録はやりませんでした。

<オブザーバーの時のメモのやりかた>

わざわざ載せるほどのものでもないのですが、あまりこういうのを載せる方もいないので、参考になればと思い載せることにしました。

そもそも練習が終わった時に振り返る際は一石三鳥方式でやるものの、なかなかライブでやるのはキツイものがあります。

というわけでいいか悪いかは別として、実際に私がロープレをオブザーバーとして聞いていた時のメモはこんな感じになります。

ジャン・一さんのロープレ動画の冒頭部分を実際やってみました)

試験が終わった瞬間、メモもすべて捨てたため、こんな感じというのでやり直してみました。聴きながら書いて質問も書くっていうのを同時にやります。

最初はなかなか難しかったですが、慣れてくるとわりと書けるようになります。(聴きながら殴り書きでメモしているので、汚くてすみません)

■6月(有料5回、有料キャリア面談1回、養成講座の仲間と1日(2回))

練習を重ねても手ごたえがまったくなく、テクニックというよりも私の人間性の問題なんじゃないか? と思い悩んだ時期です。

もしかして私って人に興味がないのかな、なんで人の話が聴けないのかな、プロ意識に欠けているのかな……ずっと悩んでいました。

この頃に私が行った対策は、①関連図書を読む、②合格者に話を聞く、合格体験記を読む、③実際にキャリアカウンセリングを受ける、の3点です。

①本を読む

このころ図書館で「キャリアコンサルタント」「キャリアカウンセリング」「対人援助職」というキーワードでここ数年出版された本、すべて借りて読みました。特に対人援助職(福祉)の本は直接的にキャリコンとは結び付かないものもありますが、対人援助職の心構えが知れてよかったです。

②合格者に話を聞く、合格体験記を読む

年に3回も試験があり、合格率も50%くらいなので、合格体験記がわりとたくさんあります。とりあえずいろいろ読んでみましたが、学科対策は多いものの実技は少なかった印象です。また人事図書館に行って相談して、オススメの本を紹介していただきました。

③実際にキャリアカウンセリングを受ける

1度もキャリアカウンセリング受けたことがなかったので、実際に受けたら何か変わるかもと思い、受講。幼少期の頃から振り返り、このあたりの性格は幼少期の頃に起因しているのでは? と気が付くことができました。受けたことがない方は、ぜひカウンセリング受けてみてください。

いろんな発見があります。

またこの頃はちょうど転職活動の目途がつき、前職に退職をつげて引き継ぎ等々で忙しく、体調が芳しくなかったので、ロープレが思うようにいかなかったと思います。

■7月(有料7回)

7月7日に学科と論述のテストがあったので、1週目はあまりできませんでしたが、終了後ロープレ講座をたくさん申し込みました。ちょうど7月の3連休初日に珍しくうまくいって嬉しかったのですが、その後、回を重ねるごとにできなくなっていって落ち込んでいました。

ひどい時なんかは15分のロープレに対して、なぜできなかったのか10時間以上悩んだことも……

何故できないのか、何故受容できないのか。

相談者の性別、年齢、相談内容、私の心理状況……1つ1つ問題を挙げ、答えを探しました。試験数日前のグループレッスンで、先生の雰囲気やコメントからこのままじゃもう受からないと思ったのですが、参加者の方から、

「できていたのに何で落ち込んでいるのかわからない」

というようなニュアンスのことを言ってもらえて、先生の中では平均よりはできているけれど、私の普段のレベルよりはできてなかったということが発覚し、ほっとしたのを覚えています。

8.試験直前にやったこと


<学科>

秒トレ、みん合の理論家だけ分冊して解き、YouTubeの理論家動画を歩きながらひたすら聞きました。

<論述>

ロープレを一石三鳥方式でふりかえりました。またキャリコンでよく出てくる固有名詞の正式名称を確認しました(ジョブ・カード、jobtagなど)

<ロープレ>

直前1週間で5回ロープレし、ほぼ全部振り返りました。

なじみのないテーマ(育休産休、退職勧奨、役職定年、定年)については、ロープレ動画をみたり、ビジネス雑誌のコラムを読んだり、弁護士の解説動画を視聴したりしました。

※特に退職勧奨は「実際に勧奨されたらどうすれば?」という切り口で弁護士の動画が何本もあるので、流れを知っているだけでも参考になるかと思います。

9.オススメの学習アイテム・アプリ


<学科>

・秒トレ
・みん合☆プラス会員
・YouTube ジャン・一の学科動画 他

秒トレで記憶に定着させました。またみん合の有料会員は、本になっていない統計や調査の解説や問題があったり、模試が過去までさかのぼって受けられたりと、学科対策に有効でした。

<実技>

・津田裕子『キャリアコンサルタント実技試験(論述・面接)にサクッと合格する本』
・キャリコンシーオー(前述の津田さんのスクール)の論述の回答
・YouTube ジャン・一さんのロープレ動画(ジャンさん推奨教材について)

本当にYouTubeがあってよかったと思いました。いろいろなロープレ動画を見ましたが、ジャンさん以外の動画は、シナリオ通りにスムーズに進むことが多く、相談者役の方に抵抗されるのが少ないように見受けられました。

そういうのに慣れちゃうと、試験は塩対応の相談者役ばかりなので、本番ビックリしちゃうと思います。プロの方がロープレをする動画よりもつたない部分もありますが、とても参考になりますのでぜひ。

またジャンさんの中ではシーズン9、11を担当されているアオちゃんが、すごい上手でオススメです!!

10.これから受験する方へ


自分自身ことが知れて、私はとても勉強になりました。自分が心身ともに健康でないと、相手のことをみることはできない。

本当にそう思いました。

ちょっと疲れてる。この人のことあんま好きじゃない。

あれ、いま言ったのどんな意味かよくわかんなかったけど、聞くに聞けないな。このままいっちゃえ。

たった15分ですが、15分にこれでもかというくらいに自分の欠点、問題点が噴出して絡み合って、ロープレに現れていました。

それを紐解いていくのはとても難しく、とても辛い作業でしたが、一つ一つ丁寧に振り返ることで自分のことが少しずつわかってきて、それが本当に勉強になりました。

もしこれから受験される方は合格するのだけを目的にするのではなく、自分自身を見つめなおすいいきっかけにしていただければと思います。

また20代の頃、キャリアについて思い悩んでいた自分の経験を活かしたいと思い、資格取得を夢見てました。

それなのにもかかわらず、年を経て興味も薄れていき……

それでも昔はやりたかったんだから!と思って勉強を始めましたが、今回やってみて向いていない自分に気がつきました。

ショックでした。

あの経験はなんだったんだろう。そう思い悩むことも……

そのような中で見つけたコラムのおかげで、過去の経験にとらわれなくてもいいんだと思えて気が楽になりました。

相談援助職に就くことを’’あきらめた’’話。(里芋はじめさん)

お時間があるときにでも、お読みになってみてください。

11.次にチャレンジしたいこと、取得したい資格


11月にある紛争解決手続代理業務試験(通称:特定社会保険労務士試験)に向けて、9月から特別研修を受講予定です。

そもそも社労士だってマイナーなのに、特定社労士ってなんやねんって感じだと思いますが……

特定社労士とは、社労士の業務に加えてあっせん(ADR)における代理人として、裁判によらない円満解決(紛争解決代理業務)を実現することができる社労士のことを指すようです。

なので特定社労士というのは、社労士の上位資格というわけではありません。

紛争解決手続き代理業務をやりたいわけではないのですが、転職して社内問い合わせ対応を任されているので、この機会にきちんと基礎的な部分を学びたいと思っています。

そのあとにビジネス法務検定2級あたりをやる予定です。

というわけで、今回は思った以上に具体的に書けませんでしたが、時間に限りがあるので以上にしたいと思います。

勉強する際にお話を聞いてくださったみなさん、ありがとうございました!

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