ソロ活動報告①

中途半端な大人が童心に返って遊ぶサークル
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どうも、主催者のキムラです!

今日は自宅で一人で映画を観るという活動を行いました。

皆さんは『秒速5センチメートル』という映画を見たことがありますでしょうか?
この映画は、日本を代表するアニメ映画監督である新海誠監督の涙なしには見られない美しく切ない青春映画の傑作と言われている作品です。
私は、今日初めてこの映画を見ました。
映画は、冒頭『桜の花の落ちるスピード。秒速5センチメートル。』という印象的なセリフから始まります。
このセリフを聞いた瞬間私はふと思ってしまいました。

いや、スピード遅すぎじゃないかと。

秒速5センチということは1メートル落下するのに20秒もかかってしまうではありませんか。
平均的な大きさの桜でも少なく見積もって4〜5メートルほどの高さはあるかとか思います。
そうなると一分以上も花びらが空中を浮遊することになってしまいます。
散り際の桜並木の下などとんでもないことになってしまいます。もはやピンクの壁です。
もし秒速5センチが正しいとするならば私が今まで見てきた桜の木の下にだけたまたま強烈なダウンバースト的なものが発生していたことになるのではないか、よく見る染井吉野などがたまたま落下速度が尋常じゃないくらい速いスピードタイプ桜なのではないかなど様々な考えが頭の中を駆け巡りました。
一度気になってしまうともう何も頭に入ってきませんでした。

そんなこんなしているうちに気がつくと映画はいつの間にかエンディングをむかえていました。

世間一般の人々が素直に物語に感動し共感し涙を流している間、私は涙の一粒も流さずダウンバーストどうのこうのとくだらないことばかり考えていたのかと思うと自分のことが酷く醜くくだらない存在のように思え、それと同時に汚い涙が私の両の目からこぼれ落ちました。
 
結果的に秒速5センチメートルは間違いなく涙なしには観られない映画でした。
というか見終わってからもずっと涙が止まりません。
毎日が本当に辛いです。